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帰省

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山梨県北杜市―瑞牆山(みずがきやま)

 寒くて何度も目を覚ました。目が覚めても眠気に耐えられず、寝返りを打つとまたすぐに眠りに就いた。その繰り返しで朝を迎えた。7時前だが寒すぎて起き出すことはできない、石油ファンヒーターのスイッチを押してまた目を閉じた。目を開けると8時前だった。まだまだ眠ることは可能だった、尿意に目を瞑れば。

 野良猫が喉を潤すために母が庭に置いてやった洗面器の水が一部凍結していたということだ。一瞬でも氷点下に達したと考えていいだろう。今福岡に戻ってきてみると、温かすぎて、上半身は裸で過ごしている。同じ日本でも何でこれほどまでに違った環境なのだろう。信州の秋は寒かった。



 居間では2歳になったばかりの姪っ子が踊ったり、歩き回ったり、笑ったり、ギャーッと叫んで泣いたりして賑やかだった。『Let It Be』がお気に入りで、iPhoneで再生してやると喜んだ。自分でiPhoneに触ってしまい、別の曲が流れだすとご機嫌斜めになって、またギャーッと叫ぶ。色や形の単語を言葉にして、一生懸命目の前の情報を自分の物にしようとしていた。村上春樹の『風の歌を聴け』の表紙の絵を見て「うんち」と言い、僕と妹は顔を見合わせて笑った。左手にタバコを持ち、白いTシャツ、緑色のズボンの灰色の人間が波止場に空気椅子の状態を維持し、特大の「うんち」をしているのだ。

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長野県塩尻市―奈良井宿

 父親は昨年12月に車を運転していると、凍結した坂道でスリップし、4メートルほどの高さのある斜面を転落してしまった。軽ワゴン車は下方の田んぼに転がり落ち、1回転して停止した。軽ワゴン車はその事故のために廃車となってしまった。幸いケガはなかった。僕はそんなことも知らなかった。「滑り始めたらもうどうにもならない」と父は言っていた。「でもあの場所はガードレールがあるやろ」と僕が訊ねると「ガードレールはあるけど、その手前から落ちたんだ」と父は答えた。とにかく、無事でよかった。



「次は耶馬溪に行こうか」と一足早く紅葉した信州をもう懐かしく思い、妻にそう言ってみた。

 数日の休日があっという間に終わってしまった。楽しいことはあっという間なのだ。あっという間で、よかったじゃあないか。



P.S 疑問に思ったことがある

 「これから飛行機に乗るんだ」僕は言った。

 「気を付けて」と妻は言った。友人も同じように「気を付けて」とか「細心の注意を払いたまえ」とかメッセージを返してきた。一体どう気を付けて、細心の注意を払えば良いというのだ。これでは何もわからない。まるで僕が気を付けさえすれば飛行機が墜落しそうになっても助かるというような言い方だ。
 でも、わかっている。「気を付けて」というのは飛行機事故に気を付けて、というより、旅の無事を祈った温かな言葉に他ならないほいうことを。しかし、友人の「細心の注意を払いたまえw」というのはやはり馬鹿げている。
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