今日の夕食は鍋にしよう

 なんだか途端に逃げ出したくなった。どこに逃げ込もうかと思案していた。どこにも逃げ場なんてないような気がしたが、実は逃げ場なんていくらでもあるものだ。できる限り現実に近いものを排除した世界を想像すれば良い。しかし想像力さえも欠如した僕は部屋の中をウロウロと歩き回り、無力に焦燥感に飲み込まれてゆくのだ。何かやることがないと無抵抗に蝕まれていく。

 最近ダイエットで筋トレをしていたのは、やりきれない虚無感を誤魔化すためかもしれない。何か夢中になれることがないと、気力が失われ、精神的にミイラ化してしまう。ちなみにブログを書く気力が最近あまり湧いてこない。何か面白いものを書いてやろうと思ってしまって、ダメになるのだ。いつもはブログを書くことが面白いから続けられていた。だが自分が面白いと思うのでなく、面白いものを書こうと思った瞬間に頭が空っぽになったみたいに溢れ続けてさえいた言葉の源泉が枯渇したようになり、僕自身も白骨化して、筆(キーボード)が1ミリたりとも動かせなくなってしまう。他人に面白いと思ってもらいたいと意識した途端にダメになる、酷いメンタルだ・・・。

 寝る前に本が読みたくなった。でも、きれいなものが読みたかった。できればヘッセの『車輪の下』が読みたい気がしたが手許になかった。実家にボロボロの『車輪の下』が本棚で僕を待っていることだろう(もうすぐ帰省するんだ)。『銀河鉄道の夜』にしようと思って、それが納められている文庫本をペラペラ繰っていた。僕は読むのが酷く遅い。読み終わる前に寝てしまいそうだったので、『セロ弾きのゴーシュ』という話を読むことにした。『セロ弾きのゴーシュ』というのはざっくり話すと、音楽団に所属するゴーシュというセロ弾き(チェロのことだろう)が演奏が下手くそで、1週間ほど頑張って発表会ではいい演奏をするというものだ。これでは何が良い話なのかさっぱりおわかりいただけないことだろう。僕もよくわからない。僕なりに気に入ったところがある、それはとても面白いのだから、他の人も面白くないはずがない。

 こうして寝る前に『セロ弾きのゴーシュ』を読んだのはかれこれ5日前のことだと思う(もう正確な日付を覚えていない)。昨日は同じ文庫本に収められた『カイロ団長』を続きまで読んで、いつの間にか寝てしまっていた。ざっくり言うと、カエルが30匹出て来て、店でウイスキーを飲みまくり、料金を払えなくなるという話だったような気がする。凄まじく眠かったので覚えていない。続きが気になるところだ。今日読めたら読もうと思う。これが逃げたくなった僕の逃げ場だった。とにかく物語を読んで、ひたすら想像するのだ。
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