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魔の金曜日

 今日は金曜日だ。明日から2日間仕事がある。モチベーションが下がっている。そのためか、僕の傾倒している物事の進行状況の伸びがあまりよくなかった。できれば午前中だけで理想的な形にしたかったのだが、午後になっても、モチベーションが上がらず、結局思ったほどの成果は上げられなかった。

 今取り組んでいる事に加え、人間ノートというのを書いている。僕が出会った人物を記憶から呼び起こして書き込んでいくという作業だ。今日は「木村くん」という項目を書いた。「プライベートでもリーマン靴下を履いている」というたった1行の説明で、木村くんの物語が完結した。彼には家庭があったかもしれない。なかったとしても女性関係がどうだとか、交友関係はどうだったかだとか、色々想像できることはあったはずだ。しかし、彼はやはりプライベートでもリーマン靴下を愛用している一人の社会人だった。下衆な想像や詮索は一切せず、ありのままのシンプルな木村くんは、普段着とは不釣り合いな黒いリーマン靴下の愛用者だった。

 ノートにたった1行だけの説明しかされなかった木村くんは今日の主役だ。彼はこの地上における唯一の主人公たりえる存在だった。魔の金曜日の夜、日本を赤い月が不気味に照らしていた。赤く、暗い路上を、木村くんは今日もリーマン靴下を履いて闊歩する。数多くのリーマン靴下の中から、一番のお気に入りを選び出して、彼は感謝する。リーマン靴下の締め付けが、心身を引き締めてくれるようだ。だから、私は今日も真面目に事務作業をこなせたのだ。土日ですら私はリーマン靴下を脱ぎはしない。休日も心を引き締めて過ごすのだ。

 木村くんは、だらけて過ごした僕とは正反対に、この魔の金曜日にも屈せず、きっと成果を上げていたことだろう。おそらく、今頃は気を緩めて、お気に入りの女性でも誘って、ビアガーデンで祝杯を上げているに違いない。もちろん、リーマン靴下を履いて。心のどこかではやはり気を緩めてはいないのだ。

 それにしても自分が情けない。腰は痛いし、アイディアを何でも書いていいノートには木村くんのたった1行の説明しか書けなかった。このブログでさえ、木村くんに関して数行書いているのに、アイディアを無限に書き込んでいいはずのノートにたった1行なのだ。情けない。
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