スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

言い難い嘆き

 夜勤明けで、職場で最後の記録を書いている途中に市役所から電話があった。婚姻届で、書き足してほしいことがあると言われた。本籍地の番地に枝番を付けるのだという。意味はよく飲み込めない。新しい世帯になるので父親の世帯と区別するためだろうか?今日か明日来てくれとのことだったので、「今日お伺いします」と伝えた。

 自宅から市役所までは徒歩15分ほど。市役所の市民課に行き、「私が来た」とどもり気味に伝えた。名前を聞かれた際、僕は酷くどもった。職員は割と綺麗な女性で「おめでとうございます」と言っていたが、心の中はブラックで「キモい。よく結婚できたものだ」と思っていたかもしれない。その職員が婚姻届を持って来たので、僕はそれに万年筆で番地の枝番に「1」を選んで書き込んだ。

 「1」と書くためだけに僕は往復で30分かけて、夜勤明けの体に鞭打った。その30分間に僕には許せないことが少なくとも二度ほどあった。

 初めは市役所に行く途中。向かいから来た中年男性がくわえ煙草で歩いてきて、ポイ捨てをしたのだ。僕はその男の顔を凝視し、睨みつけたが、男は目を逸らして、去って行った。

 二度目は市役所からの帰り道。夜勤明けでゆっくり歩く僕を若者が早足で追い越して行った、酷いガニ股で、こいつもくわえ煙草だった。案の定、ポイ捨てをした。火も消さず、投げ捨てて行ったのだ。近くにはベビーカーを押す女性の姿もあった。にも拘らず、何も悪びれた様子はなく、当然のような振る舞いで、堂々としたものだった。そして、周囲をキョロキョロと見回し、不審な動きを見せた。僕はやつが被っているハンチングの中に、捨てられたタバコを入れてやりたかった。そのうち奴は傍目にも非常に横柄な態度で、通り過ぎたタクシーに手を振った。Uターンして来たタクシーに偉そうに乗り込み、何処かへと去って行った。

 許せないのは自分だった。トラブルを恐れ、何の注意も与えてやらなかった自分自身が許せなかった。言いたいことの言えない自分に腹が立つ。では、どうすればよかったのか。それもわからない。無能な自分が、僕は嫌でたまらなかった。

 友人にこの悔しさを話すと、それをスタローン主演のジャッジドレッドのセリフに擬えて「喫煙、懲役3年。ポイ捨て、懲役5年。そして、横柄な態度でのタクシー乗車・・・、懲役20年!!」と言っていたのに僕は笑った。非常に面白く、僕にとっては都合のいい世界だと思った。また、彼はこう言った「DQNの生活しづらい世界にするしかないよなあ」と。せっかく税金を納め、より良い社会をと願っても、こういうポイ捨てをする輩がいたら、街は一向に綺麗にはならない。こんな社会は嫌だ。大掃除が必要だ。

 いや、誰かにどうにかしてもらうのでなく、僕は僕自身が嫌だから、変わりたいのだ。
スポンサーサイト


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

たびびと

Author:たびびと
こんにちは、たびびとです。
ようこそ、ぼくのブログへ。

介護職員のバイトをしています。
時間がいっぱいあるので、ブログ始めてみました!

広告
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。