スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

猫背に当たる日差しが眩しくて

 夜勤明けのジャンクフードは、僕の弱り切った胃腸をムカつかせるのに十分過ぎた。しかし、とにかく食事を摂らなければ、スタミナが尽きてしまうと思った。僕は近くのショッピングストアに入っているジャンクフード店で、胃を満たすと同時に、ダメージも受けたのだった。
 歩く足が重かった。平坦な道を歩くだけなのに、健康な日本の若い青年にとっては、何の苦もない道なのに、僕には酷く重く、険しい道に思えてくる。足が疲労に支配され、もうやる気をなくしているのだ。

 ジャンクフードによって不健康に荒んだ空気の店内で、職場の掛かりつけ医で受けた健康診断の結果を思い出していた。上司はこう言うのだ。

「Tさん、健康診断の結果が来ています。心臓に異常があるようですが、問題ないようです。このままの健康状態を保って頑張ってください」

 健康診断書を読むと、確かに心電図検査で異常があったという。そういえば、健康診断の日に医者もそう言っていた。ただ、軽度のもので、日常生活には支障はないそうだ。しかし、上司の「このままの健康状態を保って」という言葉がじわじわと効いてくる。僕は奴隷のような気持ちでその残酷すぎる言葉を受け止めている。いつまで働かせるつもりなのだろう。僕は働きたくない。

「働いたら負けかなと思っている」

 ジャンクフードを食べた後、TSUTAYAでDVDを借り、買い出しを済ませた。家に帰るとシャワーを浴びた。適当に髪の毛と髭を剃った。服を着て、近くの弁当屋に行った。
 昼近くの弁当屋は平日とはいえ、注文をいくつか抱えているようで、弁当がなかなかできない様子だった。ガラス越しのベンチに座って、スマホをいじりながら待った。背後から、強い日差しが当たってきた。温かだが、長時間浴びると間違いなく、僕のスキンヘッドをじりじりと焼け焦がすような力を感じた。そして、鼻がむず痒くなり、僕はくしゃみをした。遠慮した、小さなクシャミだった。きっと、このくしゃみは、誰も気づかなかったろう。しかし、周りを一瞬キョロキョロと見回す動作により、遠慮したくしゃみは存在感を増してしまったかもしれなかった。

 自分の番号札を呼ばれたので、僕は弁当を受け取って帰って来た。何度も何度も通っている弁当屋。店員の顔も大体覚えている。それだけに彼らは、僕のことも覚えているだろう。挙動不審な人がよくやってくる、と心の中では思っているかもしれない。挙動不審な猫背のスキンヘッドの男。僕は剃りたての未成年の心のように傷つきやすい、このスキンヘッドを撫でてみた。すでに脂にぬめっている。彼女に執拗なまでに「臭い」と言われている傷つきやすい頭皮。

 家に帰ると、洗濯機が停止している。弁当を食べたい欲求を抑えながら、洗濯物を干す。僕は先ほどのジャンクフードからさほど時間の経過していない胃に今度は弁当を落とし込むのだ。しかし、何かおかしい。この弁当。

fc2blog_201311291711500b4_20131129171827695.jpg

 この漬物の下のスペースには、本来、ミートボールが入っているはずなのだ。ミートボールが2つ。入れ忘れだ。こういうことが多すぎる。

 疲れたなあ・・・
スポンサーサイト


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

コメントの投稿

非公開コメント

No title

えーと。
はじめまして。
サバコと申します。

あなたの書く文章が好きです。

Re: No title

> サバコ 様

ブログを読んで頂き、ありがとうございます。
そう言って頂くと嬉しく思います。
プロフィール

たびびと

Author:たびびと
こんにちは、たびびとです。
ようこそ、ぼくのブログへ。

介護職員のバイトをしています。
時間がいっぱいあるので、ブログ始めてみました!

広告
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。