オイリー

別に色違いを2つ持っている訳じゃない。僕のような貧乏人にそんなことができるはずがない。
同じ靴の左右を、わかりやすいように手入れ前(左)と手入れ後(右)を並べてみただけだ。これはL.L.Beanの靴で、ヌバックと言われる起毛した皮で作られている。アッパーのちょうど足の甲に当たる部分、色の濃くなっているところはスウェードという皮できているらしい。ヌバックは皮の表面を起毛させたもの、スウェードは皮の裏面(肉側)を起毛させたもの、とWikiには書いてある。皮のことはよくわからないが、この靴の素材を調べたら、ヌバック・スウェードと書かれていたので、きっとヌバック、スウェードを使った靴なのだろう。
本当に僕は詳しくないし、これが革製品なのかもわからない。もしかしたら、紙でできた靴かもしれない。生地のパサパサ具合が紙のような気もする。紙と思えば、紙になってしまいそうだ。
えっと、初めに断っておくけれど、この靴は昨日のブログに書いた靴ではない。少し前に「登山なんてこの靴で十分だ」と言って、買った靴だ。でも登山に履いて行って、「これじゃちょっとダメだろう」と思った。ということで、本当に丘のような山以外ではまず履かないし、今後購入予定の靴(もう自分の中では買ってしまって手元にあるような幻想さえ抱くのだが)を買ってしまったら、一生登山では履かないだろう。まあ、この靴は普段履きでも大丈夫そうだから、よしとしよう。
<ミンクオイル>

こういうものを買った。イタチの油を使っているのだろうか?主成分は動物性油脂と書かれている。これが近くの靴屋で売られていたので、買ってきた。安価で入手可能。皮製品は手入れをしないと長持ちしないそうなので、今日はお手入れをすることにした。
<お手入れ前の靴>

こんな靴で無茶して登山をするから、所々に傷がついてしまった。オイルを塗ってみよう!

スウェード部分は塗っていいのかどうかもわからない(ブラシがないからすごくムラになった)。ヌバックレザーにも本当に塗っていいのかすら知らない。でも、塗ったらいい感じの色合いになった。
<後ろの様子>

<出来上がり>

<新品の時>


ヌバックレザーがオイルレザーになった。この靴は手入れ前、雨が降ると、すぐに水滴がしみ込んできたけれど、防水スプレーを吹きかけ、オイルを塗り込むことで、水を弾くようになった。手入れしたことで、防水性が増した(これが断言できます!)。
こんな注意書きがあった。
・オイル仕上げ皮の種類によっては色が濃くなり、元にもどらない場合があります。
え、え?そうなの?もとに戻らなくても、機能性が増したなら、別にいいや。色は濃くなったけれど、僕は気に入っているんだ。
ヌバックレザーというのは起毛させた皮だが、ワックス加工をすることで強度が増し、防水性を備えることができるそうだ。ヌバックを素材そのままで楽しみたい方は僕みたいなことはしない方がいいだろう。そもそも僕は素人で、手入れ方法は適当だ。もしかしたら、この手入れした靴が、数時間経過した後、パッサパサに乾いて、ヒビ割れ、履くことすらできなくなるかもしれない。
だとしたら困るし、まさかいないとは思うが、誤って僕の真似をしようとしている視野の狭い人のためにも、明日また、この靴がどうなったのか、軽くレポートしたいと思っている。
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