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しけた人のしけた生活

 これと言って今日は何もしていない。何をやっていたのだろう、と自分で反省してはいる。何かをする気力もなく過ごしていた。洗濯をして、掃除をして、昨夜の残りのシチューとカップ麺を食べて・・・PCの画面をずっと眺めて。思えば自分の能力を高めるような有益なことは一切していない。シケた野郎だ、と自分で思う。

 一等前後賞7億円の年末ジャンボ宝くじが欲しくなって、外に出た。ゆうちょ銀行の残高を確認すると、じわじわと嫌な汗がニット帽の内側に滲むのを感じた。周りに誰もいなかったが、恥ずかしくなって顔が真っ赤になった。ほぼ全額引き出した。宝くじ売り場の前まで行ったのだが、結局買わずに帰って来た。宝くじ売り場には負のオーラが漂っているような気がした。近づきがたい雰囲気に足が一歩も前に出なかった。でも諦めた訳ではない。まだ時期でないだけなのだ。宝くじの販売期間はまだ先まである。年末の楽しみの一つである宝くじは、今年も買いたいと思っている。12月のよく晴れた日に僕は買うだろう。

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受容

「スタイルがよくないと似合わないよ。着こなせる自信があると?」妻が言った。

「着こなす自信はない。気に入る自信はあるんだがなあ・・・」

「気に入るのと似合うのとでは違う」妻が僕を追い詰める。

「僕には何が似合う?」

「無難な服装」

「よくわからないな」

 もちろん、ダッフルコートに関する会話である。結局、僕はまだ時期ではないと思っている。時の洗礼を受けてなおこの熱情が失われなかった時に始めてダッフルを手に入れることだろう。いや、僕は自分の体型がずんぐりむっくりで、ダッフルコートが似合わないことを知っている。顔やスタイルで同じ服装でも全然違って見えることを知っている。ある人がファッション誌の一般の人を写したページを見て、服装でなく、顔のことを評価していたことを知っている。他人に顔を評価された一般人は気の毒だと思ったが、よく見ると確かに服装に気を遣っていても、似合っていないことは明白だったことを思い出す。とても哀れな気になった事を覚えている。気に入っていても、似合わないという納得のいかない事実を受け入れることも必要なのだ。理不尽だと思っても、それを受け入れるのも人生なのだ。

 今日は夜勤明けなのでとても眠い。やり残したことはあるけれど、もう寝る。耐えられない。

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みなさん、暑くないですか?

 昨日「村上春樹氏の『辺境』を読み終えた」みたいな事を書いていたのだが、書きながら「おかしいな、こんなに短いタイトルだったかなあ」と違和感を覚えていた。以前から書店で『辺境』の写真編を探していたが、これがなかなか見つからなくて、今日たまたま職場の近くの書店に入ったら発見した。そこで漸くタイトルの違和感が解消できた。正確には『辺境・近境』という本だった。僕はすっきりした心持で帰途に就いた。一方、数多の哲学者たちが自分たちを差し置いて、書店で新しい本を買うことに嫉妬したことだろう。わかる。本棚の方から負のオーラが漂っているのが感じられる。あの本棚にはもう近づかない方がいいだろう。

 それにしてもここ数日とても暖かではなかっただろうか?春が来たのではないかと勘違いするほど暖かかった。寒さを想定した服装で過ごしていたら、汗をかいて、下着がびしょびしょになってしまった。気分が悪く、ちょっと吐き気まで催したほどだ。外を歩いていると虫が出てきた。「やった!冬を越えたぞ!」と喜んで出てきた虫もいるだろうか。再び寒さが来たら「しまったー」と絶叫して凍死してしまうことだろう。虫が冬眠するのかどうかは知らない。どうやって冬を越しているのだろう。

 僕はトイレでヒメマルカツオブシムシの幼虫を発見した。小さな毛虫のようなヤツだ。そいつをトイレットペーパーに包みとり、指先に力を籠めて丸め込んで、トイレに流した。指先に生命の終わりを感じ、罪悪感に苛まれながらも、仕方ないことなのだと自分を納得させた。人は僕のことを残酷な奴だと言うだろう。しかし、ヒメマルカツオブシムシの幼虫を放っておくと大変なことになるのだ。セーターやなんかが穴だらけにされる。そう、衣類の虫食いの原因はやつらヒメマルカツオブシムシの幼虫の仕業なのだ。決して放っておくことができない。そういえば、ヒメマルカツオブシムシの幼虫を退治した後にタンスの中をチェックしていなかった。ヒメマルカツオブシムシの幼虫を根絶やしにしなければならない。
 ダッフルコートを買わなくてよかったのかもしれない。おそらく買った瞬間にこの温暖な陽気がヒメマルカツオブシムシの幼虫の群れを呼び起こし、ダッフルコートめがけて大挙して押し寄せて来たことだろう。ダッフルコートは危険で、取り返しがつかず、儚い衣類だから、一瞬で穴だらけにされてしまったはずだ。荒れ狂った僕は家中にバルサンを放射して、ヒメマルカツオブシムシの幼虫を絶滅させ、その内蔵から繊維を丁寧に取り出し、ダッフルを再生させる試みをしたはずだ。考えるだけでも面倒な作業だ。ダッフルコートを買わなくてよかった。

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失われた若さ・怒れる男たち

 ソフトバンクホークスの優勝パレードがあり、博多の街は賑わっていたことだろう。僕は博多から少し離れた、とあるショッピングモールのとある書店で中古のジュール・ヴェルヌの小説を86円という安さで手に入れていた。それは『動く人工島』という本で、タイトルからして面白そうだ(読まずに本棚で腐るかもしれないが)。きっと内容も面白いはずだ。いや、面白くないはずがない。絶対に面白い。



 ユニクロに入ると、僕はあるものを発見し、妻の手を引いて、その場所へと導いた。すると妻が「ダッフルはやめた方がいい。もう30も過ぎとるし」と言った。危険極まりなく、30歳を過ぎたら、装備することができなくなってしまう儚いダッフルコートを背にして、僕はまた去るしかなかった。もう過去のものになってしまったのか・・・。
 僕は中学生の頃、確かにダッフルコートを着ていた。それは冬に学校に着て行く以外には使わなかった。僕は雪道をジャージ姿にダッフルコートを羽織って疾走したものだ。
 大雪が降って、学校が休みになった事がある。学校に雪かきに来てくれという連絡が回ってきた。僕は家が遠かったが、全校生徒が参加するものと思い込んで、中学校へ行ったのだ。すると部活の顧問が「あれ、お前なんで来ているんだ?」と僕に言うのだった。周りの生徒は皆、家が近い者たちで編成されており、少しでも家が離れている者の姿はなかった。僕よりも家が近い友人の姿もなかった(やつはきっと家でぬくぬくと寝ていたことだろう。いっつも寝坊するやつだったからなあ)。「なぜ、みんな来ていないんですか?みんな雪かきがあることを知らないのかなあ」と言いたい気がしたが、僕は雪かきを開始した。
 帰りの雪道に時折足をとられながら、僕は家路を急いだ。帰宅後、凄まじい悪寒に見舞われて、僕はベッドにもぐりこんだ。その夜、発熱して寝込んだ。ダッフルコートの前を開けて走っていたせいかもしれない。確かに危険極まりないものだったのかもしれない。
 そして、思うにダッフルコートとは若さの特権であったようにも思う。もう取り返しがつかないのだ。今、着たいといくら望んでも、妻に「やめた方がいい」と言われるだけなのだ。僕は自分から若さが失われてしまっていることを悲しく思った。しかし、過ぎ去った事をいつまでも嘆いていて、何の得になろう?(わかっているのだ、前を向かねばならぬことは。しかし、いつまでもくよくよしてしまうものなんです)

 家に帰り、入浴時に読む本を探していた。昨日、村上春樹氏の『辺境』を読み終えたばかりだから。次も出来れば旅行記なんかを読みたいと思い、本棚を漁ってみるのだが『存在と時間』とか、『純粋理性批判』とか、そんな苦しそうな本ばかりが出てきた。例のごとく「後で読んでみよう」と軽々しく買ったものが(買った時は軽々しいとかそんな事は考えておらず、とても真剣に悩んでいたと思う)、とても重々しく本棚の中に腕組みをして、眉間にシワを寄せて順番を待っているのだ。僕は手に取った瞬間に本棚に戻す。ハイデッガーやカントら多くの哲学者たちが勇んで立ち上がった瞬間に頭を抑え付けられて、憤慨しながら、再び席に着いていく。「なぜ買ったんだ?」と彼らは怒っている。『十二人の怒れる男たち』でなく、もはや僕は何十、何百、何兆の男たちを怒らせてしまったことだろう。そんなことなど実はどうでもよかった。できるだけ色々な本を集めてみようと思っていたけれど、内容がかなり偏っていたことを反省すべきだ。一時期、哲学に興味があって買ったのはいいが、一冊も読破できていない。いや、一行も読んでいない。買った瞬間に腐った!僕は怒れる男たちに睨まれつつも、次は旅行記を中心に本を探して行こうと思っている。

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震動

 長野県北部を震源とする震度6弱の地震のニュースを知ったのは勤務中だった。ふるさとが揺れた。夜勤明けに実家に連絡をした。幸い、被害に遭わずに済んだということだ。震度3程度で、かなり揺れたらしいが。
 東日本大震災という大きな震災の翌日に長野県北部で地震があった事を思い出す。彼女(現在の妻)がまだ暗いうちから「恐い」と寝言のように言って、何かに憑りつかれたようにテレビをつけるとニュースは津波の映像でなく、長野県北部で地震が発生したことを告げていた。彼女が僕を叩き起こした。僕は寝ぼけていたが、一瞬で目が覚めたことを記憶している。
 震動が届く。心が揺れる。あちこちを漂い浮遊しているような僕だが、どこかで故郷というのを心のよりどころにしているのだ。生まれ育ち、高校卒業までの18年間とニート時代の1年間を過ごした故郷の思い出はより濃く、僕の血を形成しているのだ。根無し草のようにあちこちを漂ってフラフラしているように見えるが、僕の血は土着的でもあるのだと実感する。震えが深部から湧き上ってくるような気がする。

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寝て治す

 ウガイをする時、入浴の時、食事の時、それ以外はずっとマスクを着用していた。喉の痛みは少し治まり、今度は咳が出るようになった。鼻水は継続的に流れ落ちた。なんだか熱っぽく、ぼんやりと虚ろな意識で、眠く、常に息苦しかった。仕事中も役立たずだった。休みたかった。でも、休む訳には行かなかった。明日は夜勤だ。今から寝て、明日の14時辺りまでずっと寝ていたら完治するだろうか。もう食事と排泄以外は寝ることにする。

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長い冬の始まり

 暇があればウガイをして過ごしている。喉が痛い。

 今朝、眠いのを我慢して起き、外出の支度をして、猫をカゴに入れようとした。避妊手術から10日が経過した天鼓の抜糸をしなければならなかった。念のため診察時間を調べたら、今日が動物病院の休診日だということを知って、残念な気持ちになった。天鼓はまたしばらく腹にワイヤーのような糸をつけたまま過ごすことになる。天鼓は何も気にした風ではなく、元気に遊んでいるが、僕の腹部が気持ち悪くなってくる。
 仕方なしに僕自身が医者に行くことにした。喉も痛いし、鼻水も出る。家の裏の丘を越えたところの耳鼻咽喉科に鼻をかみながら入って行った。医者は最速で診察を終わらせた。

「喉がとても赤い。薬を出しときます」

 いつものことながら”一瞬”の診療で医者は高額な報酬を得(彼らにとってそれは全く高額とは言えないかもしれないが)、僕は自分の”時給”よりも随分高い額を支払った。医者の仕事の時間と金の密度に圧倒されつつ、薄っぺらな僕は薬局で抗生剤等を受け取って帰って来た。

 夜は妻と買い物に出た。無印良品に行き、鼻水を垂らしながら、品物を物色した。以前から気になっていたが、なかなかサイズが見つからなかった冬用の温かいシャツを購入した。最後のLサイズだったし、今はちょうど無印週間で10%オフになるので見逃す手はなかった。僕は無印良品が気に入っていて、よく服を買う。ダッフルコートを眺めて「いいなあ」と言っていたら、妻が「やめとき」と言った。ダッフルコートはやはり危険なようだった。行く先々でダッフルコートを見つけると駆け寄って「いいなあ」と言っているが、脳裏に「危険だからやめた方がいい」という言葉が響いて思い留まっている。いつかダッフルコートを着て「街」に出てみたいという願望を持っているが、危険物を身にまとって歩くわけには行かないのだ。僕は残念な気がした。今年の冬は寒く、風邪は長引きそうな予感がした。

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風邪引き

 どうやら風邪を引いてしまったようだ。職場で半袖のまま夜勤をやり通したせいだ。夜間は冷え込んでいた。今の時期なら、ダサい制服の下にユニクロのヒートテックを着、カーディガンを持参して羽織っているはずなのだが、まだ夏の気分で速乾性のあるTシャツを着ていただけだった。暖房をつけたら十分だと思っていたが、25度設定にしたリビングはそれでも寒かった。冬の冷え込みを完全に侮っていた。体調管理を怠った自分のミスだ。
 利用者が「おはようございます。寒いですね」と言って、0時に起きてきた。非常灯と足元灯のみを点けた真っ暗な空間にも拘わらず、それを朝と思って起きてくる(30分前に床に就いたばかりなのに)というのは一体どういったことなのだろうかと思う。認知症というのは時間の感覚すらはっきりとしないものになるのだろう。同僚の女性が言っていた。父親が70代で亡くなった。悲しかったが、頭が壊れて行くのを見るよりはよかったのかもしれない、と。確かに、自分の両親が同じようになってしまうことを考えると泣けてくる。そんな事を考えながら、ウトウトしていた。気付いたら、すっごい寒くなっていることに気付いた。通勤時に着てきたパーカーを持って来たらよかったと嘆いた。パーカーは更衣室のロッカーの中で腐っている。僕は寒いままだ。暖房の温度を上げても、あまり暖かでなかった。
 帰って来て、ほとんど寝ていたが、寝る前に医者に行っておけばよかったかもしれない。仕方ないので明日、天鼓の抜糸が終わったら、自分も病院に行こうと思う。

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潜る

 「薬」「酒」と掲げられたドラッグストアの壁面を眺めていた。大々的に掲げられたその二つのモノは、どちらも人を堕落させるものとしか思えなかった。四畳半の小部屋の日の当たらぬところの畳の上に混沌が渦巻き、そこに引き込まれ、精神を腐らせて死んでいく人間の姿を想像し、身震いした。肉体と精神ともに蝕まれ、気付いた時には遅かったと悔いることさえせず、腹を抱え跪き、前のめりに倒れ込み、畳を舐めるように顔面を押し付けたまま、澱んだ血は流れを止め、元の体躯の半分程度に小さくなって事切れる人間を想った。寂しかった。何が悲しくて、そこまで追い詰められるのか。

 若者の悩みについて考えた。若い青少年の悩みは死にたくなるほどの深刻さと苦痛を伴うもので、酒やドラッグに手を出してしまうほど素面では耐えがたいものなのかもしれない。かつて自分が真剣に悩み病んだように、今でも時折何もかも投げ捨てて、自分すらも捨てて大海に浮かぼうとするように、切実で深刻なものがそこにはあるのかもしれない。何かに溺れ狂っていなければ身が持たないほど、やりきれないことがあるのだ。「酒」「薬」の看板にそうした考えを持ちながら、アレはきっと人間の悩ましさの結果、象徴的に掲げられたものなのかもしれないと思った。

 中学校の頃、僕は自ら川に身を投げる夢を見た。捜索隊が結成され、川岸を人が埋め尽くした。僕はその遥か下流を流れていた。誰にも見つかることなく。ふと見上げると、数学の先生が水面を眺めていた。僕は見つからないように水面下に潜り込んだ。

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ダッフルコート

 「ダッフルコートが欲しい」と言ったら、妻が「危険だからやめた方がいい」と言った。確かにそうかもしれない。ダッフルコートは危険極まりないものかもしれない。

 今はダウンジャケットが欲しいと思っている。今使っているものは、安物のせいか、中身の毛が無限に出て来てしまう。いかにも安物だなあ、と残念な気持ちになっている。サイズもちょっと大きめで、見た目も大きいため、本当に残念な気持ちになる。それでも昨年はよく着ていたし、今日も着るつもりでクローゼットから出したのだ(妻が咳き込むので着るのをやめた)。今年はちょっと高くていいもの(羽毛が飛び出ないもの)を買ってやろうと心に決めていたが、来月末のクレジットカード引き落とし額と家賃のことを考えたら、ダウンジャケットを買っている場合ではないことに気付いた。今年は寒くなりそうだ。

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天鼓とロッシーニ

 家の近くの公園の林の下の茂みの中に寝床を決めて寝る野良猫を見ていたら、胸が痛くなった。その黒猫は昨日、一昨日と同じ雑草の上で寝ていた。ダウンジャケットが必要なくらい冷え込んできているのに、寒空の下で、体を丸めなければならない理由とは一体どこにあるのだろう。考えれば考えるほど泣きたくなってくる。「泣きたいのはこっちだ」と黒猫のロッシーニは言っている気がした。ロッシーニというのは昔僕が書いた小説に出てくる黒猫だ。「寒いのはこっちだ。君は家の中で暖かだろう」とロッシーニは言う。そうだ。その通りだ。「でも、君、寒い空の下で寝る以外にどうすることもできない境遇を考えると、泣きたくもなるじゃあないか。君のために泣かせてくれ」一方的にそう言って、茂みの前を横切った。今日は黒猫ロッシーニの姿はなかった。どこへ行ったのだろう。

 決して暖かくはないが、家の中で丸くなる天鼓の姿を見、「お家で眠れてよかったね」と声を掛けた。天鼓は今年4月に、妻の職場の同僚の知り合いの家で生まれた雑種の猫だ。引き取り手を探しており、知り合いに声を掛けていたらしい。僕たちの方でも猫を飼おうと話し合っていた。ちょうど結婚したばかりで、妻の希望でペット可能の賃貸を探し、引っ越したばかりだった。里親募集のウェブサイトを見ていた。準備さえ整えば、動物愛護センターなどに行って、その日のうちに猫を引き取って来ようとさえ思っていたので、タイミングとしては良いものだった。これも何かの縁、と妻は言った。

 先日避妊手術をしたばかりの天鼓は、もう元気に走り回っている。手術をすると大人しくなると思っていたのだが、全然大人しくなっていない。妻の家で昔飼っていた雄猫は去勢した後、置物のようになったと聞いていたので、「ああ、天ちゃんも大人しくなるのか。寂しい気もするが、落ち着くのも悪くはないか」と思ったものだ。天鼓はさきほど最後の抗生剤を飲んで、おいしいキャットフードを食べている。皿から零れ落ちてしまったものを名残惜しそうにペロペロと舐めている。何はともあれ、安心して眠れる住処があってよかったのではなかろうか、と人間目線で思うのだった。



 余談ではあるが、ロッシーニという名前はご存じのとおり、イタリアの作曲家の名からとっている。その名にしなければならない理由は特別なかったが、偶然ロッシーニのCDが部屋にあったからだ。今、ウィキペディアでジョアキーノ・ロッシーニのページを見ていた。ロッシーニの写真が載っており、彼は右手をコートの中へ入れている。コートの中には何があるのだろうか。坂本龍馬の場合は、拳銃があったのだとか言われているが、ロッシーニの場合は美食家だったらしいから、バナナか何かが入っているのかもしれない。彼は料理を食べることも作ることも好きだったらしい。昔の写真は撮影に時間がかかったから、ロッシーニは腹が減ることを見越して、撮影が終わった瞬間に食べてやろうとコートにバナナを忍ばせた。顔がほんの少しニヤけたようになっているのは撮影のために作り笑いを試みているとかでなく、食べることがあまりにも楽しみ過ぎて、笑みがこぼれそうになったのだろう。きっとそうだ。いや、そうに違いない。

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とても寒い、と植物は言った

 今朝、震えながら洗濯物を干した。ベランダの植物をふと見て「しまったー」と思った。寒風吹き荒ぶベランダに放置していたために、パキラがとても元気のない姿になってしまった。観葉植物は低温に弱い。本当に「しまったー」。冬にはどこに置くのかを全く考慮せずにいたから、スペースもあまりない。とりあえずすべての植物を退避させた。



 家の中も暖房をほとんど使っていないため、暖かくはない。この冬を乗り切れるかどうか。

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仕事で疲れたので、すぐに寝ます

 とても眠い。とても寒い。

 妻がデジカメを職場で使うから、データを消去してほしいと言ってきた。「君がやったらいい」と僕が言うと、「私は勉強があるから忙しい」と妻は言った。この後色々口論というか、小さなもめ事のようなことがあったけれど、結局僕がPCにデータを移し、SDカードを空にすることになった。データを移し、SDカード内の写真をすべて消去するくらいなら簡単だが、眠いと面倒で仕方ない。明日でいいじゃないか、と思ったが、明日職場にカメラを持って行くので至急お願いしたい(早くやれ)ということだ。

 僕はとても眠いのに。

 それで1年だか2年前に買った安物のデジタルカメラのデータをPCに移して、写真をぼんやり見ていた。安物のコンデジだから、画質は最低だが、いくつかの写真を載せてから、寝ることにする。何の変哲もない写真だ。

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 久留米の高良大社?の辺りから撮った写真。もはやどこで撮っているのかもわからない写真だ。

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 おそらく武雄。御船山楽園辺りだと思う。

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 あまり大きな声では言えないが、この図書館は撮影してはいけなかったらしい。なぜか妻が撮影していた。とんでもなく短足だ。僕は足が短いのは自覚しているけれど、これほどまでに短いとは知らず、結構ショックだ。

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 これも図書館。僕(右の短足のスキンヘッド)と左で立ち読みしている人の大きさが不自然に思える。遠近感や建物の構造で錯覚を起こしているせいだろうか、左の人がとても小さく見えるのだ(気のせいだろうか)。それほど小さな人は見かけなかったのだが・・・。僕の身長は173~4cmで、それほど体が大きいという訳ではない。だが、なぜか体のスケールが違って見えてしまう写真だ。しかし、短足だ・・・

 ああ、眠い。寒い。景気が悪い・・・

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天鼓退院

 午前10時、動物病院に天鼓を迎えに行った。診察室に入ると獣医さんが奥に入って行って、その奥の方から「ヒャ」という微かな声が聴こえた。ほっとした。獣医さんに抱えられて、天ちゃんはやって来た。お腹のところの毛がなくなり、小さな手術跡があり、ワイヤーで縫合されていた。10日後に抜糸をするということだ。摘出した子宮と卵巣を見せてもらった。思っていたより小さなものだった。子を作り、育て、産む場所であるから、メスとしてその機能がなくなってしまった天のことを考えると気の毒でならない気がした。

 何はともあれ一安心。天ちゃんをカゴに入れて、連れて帰る。帰宅して、すぐにスープ仕立てのご飯をあげた。どことなく元気がない感じだったが、なんとか食べてくれた。抗生剤を飲ませようとしたが、うまく飲ませられず、口から出してしまったので、ホタテ味の流動食的なものに混ぜて食べてもらった。

 念願のマイホーム(2軒目)をプレゼントした。なかなか入ってくれなかったが、いつも寝ている押し入れの中に配置するとすぐに入ってくれた。今日はベッドや押し入れで、ほとんど寝ている。手術の傷跡が痛み、今まであったものがなくなり違和感があり、体も怠いのだろう。ゆっくり休んで傷を癒してほしい。



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無職男性(31)と猫

 隙間風が吹き込んで来るような、心にぽっかりと穴が空いたような、うら寂しい心持の今日一日。15時には動物病院から天ちゃんの手術が無事終わり、麻酔から覚めたという連絡が入る。それでも心満たされずに、ずっと無表情で過ごしているような気がする。

 手術前に採血検査をし、一応異常は見られず、手術することになった。前足を抱えられて、怯えた表情の天ちゃんは訴えかけるように「ヒャッヒャ」と鳴いていた。いつもの「ヒャッヒャ」よりも、ずっと弱弱しく怯えた調子の「ヒャッヒャ」であった。僕は天の額を一撫でして病院を後にした。

 実は今日、天ちゃんにお詫びも兼ねて、頑張ったご褒美として、家とスープ仕立てのキャットフードを買ってあげた。天ちゃん二つ目のマイホームである。大金持ちな猫だ。明日帰って来たら、プレゼントするつもりでいる。ただ、術後どんな調子で帰ってくるのかが心配だ。帰宅後しばらくはベッドの下から出てこない子もいるという話を妻から聴いた。猫の天ちゃんは小さい頃から割とタフで、けろっと立ち直る性格だけれど、やはり怖い思いをして帰ってくる訳だから、どうなるのか心配だ。

 心配していても仕方ないので、寝るしかない。明日は午前中に天ちゃんを迎えに行く。僕は明日も休みなのだ。天ちゃんの様子を観ながら、勉強したり、ネットサーフィンをしたりして過ごすことにする。明後日も休みたいが、残念ながら、仕事がある。

 病院の帰りにスーパーや書店に寄った。平日の真昼間からそういう場所にいるというのは無職に見えるのだろう。周りは高齢者ばかりで、若い人が全くいなかった。一人や二人いていいはずなのに、若い人は0人だった。スーパーの狭い通路で、どこかのおばちゃんに「どけ」といった風に手で追い払うような身振りをされて、憤慨して帰って来た。確かに見た目や心は無職で、もしかしたら浮浪者のように見えるかもしれないが、一応僕だって働いているのだ。

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避妊手術



 明日は猫の避妊手術の日だ。さきほど入浴を終えた。食事の量も少なく、21時以降は絶食。明日の朝7時以降は水も飲ませてやれない。猫にとってはいいことなど一つもないのかもしれない。辛い思いをさせてしまうので、胸が痛む。猫の幸せとは一体何なのだろう。

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サンスベリアー葉挿しー



 昨年、サンスベリアを増やすために葉挿ししていた。サンスベリアは予想以上に増えた。一つのプランターに窮屈に押し込まれた状態から、幾つかの鉢に分けておいた。そこで葉挿ししたものが三つほど新しく生えたサンスベリアから剥がれ落ちるようにして取れたので(実際には捨てるつもりで取り除いた)、余っていた小さなガラスの鉢に再び挿しておいた。三つのうち一つは枯れてしまい、取り除いた。いくら葉挿しするだけで増えると言っても、そう何度も葉だけにされて生きてられるほど、植物も真面目にはできていないだろう。どこかで心が折れてしまう。「せっかく根を張り、新しい芽を出し、葉を成長させたのにあんまりだ」という風に。

 しかし植物は強かった。タフだった。11月になり、もう冬だというところで、新芽が生えてきたことに気づいた。



 この冬を越せたらいいが。温室でも作ろうか。

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2014佐賀インターナショナルバルーンフェスタ

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 『¥300』とだけ書かれている焼き鳥屋に並んだ。豚バラと鶏たれを1本ずつ注文するとテキ屋は「800円です!」と当たり前のように言った。一体何が300円だったのか。詐欺的な焼き鳥に舌鼓を打ちながら、僕らはバルーンのバーナーズオンを待っていた(そういえば、昨年も的屋がどうのこうのと言っていた気がする)。
 夜勤明けで、妻も仕事が休みであったため、バルーンフェスタの夜間係留を見に行こうということになったのだった。仕事から帰り、16時近くまで寝た後、慌てて準備して電車に乗った。

 2014佐賀インターナショナルバルーンフェスタ。車で行くと混雑するため、今回は電車で行くことにした。バルーンフェスタ開催期間中は会場に『バルーンさが駅』という駅が臨時に設けられる。過去に駅の様子を見たが、いつもホームに人が満載だった。どちらにしても混み合うが、今回は夜間係留の時刻に間に合わせるために電車の方が都合がよかったのだ。

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 『バルーンさが駅』には自動改札がなかった。ICカードで乗車したが、改札口では改めて現金払いをした。改札を出た瞬間に帰りの切符を購入した。ここで買わず、帰りの『博多方面』へと続く長蛇の列に並んでしまったら、やっとのことで改札に辿り着いてから「しまったー」と叫ぶことになる。そこでは切符を買うことはできないからだ。甘く見ていた人は必ず「しまったー」と叫び、せっかく並んで順番待ちしたのに、列を外れ、切符売り場に並びに行かなければならない上に、再び長蛇の列の最後尾に並ばなければならないのだ。しけたら1時間以上帰りが遅くなるだろう。僕は、いや、妻の好判断で切符を事前に買っており、シケずに済んだ。得した。
 今日は連休最後の日であり、バルーンフェスタの最終日でもあった。観客は凄まじく、人口密度は『北斗の拳』でトキが入れなかった核シェルター並に高いものと思われた。それゆえ、一旦切符を買いに戻ると、とんでもない時間のロスになる。

 昼間の競技ではバルーンは飛んだのだろうか?風が強いようだったけれど。僕はバルーンフェスタに来るのは3度目で、前回、前々回は昼間にやって来た。日中はレース等の競技が行われ、バルーンが空に舞い上がる。しかし、強風だと中止になってしまう。運が良ければバルーンが舞う場面を見ることができる。僕は未だにこの目でバルーンが飛ぶところを見たことがない。なぜか?運が悪いからだ。

 帰りの電車に乗る際、改札口の駅員は、目視で大人数の手にある切符を確認し「ありがとうございます!」と声を枯らして叫んでいた。僕は駅員の目線を追ったが、僕の切符など1ミリも確認していなかった。それだけでなく、表情をよくみると叫び疲れた様子で、虚ろな目をして、乗客を無差別に改札内に引き込んでいるように見えた。駅員さんも大変だ。今日でバルーンフェスタも終わるから、明日辺りはぶっ倒れて、泥のように眠るのではなかろうか?

 さて、僕も夜間係留の風景を思い出して、寝ることにしよう。

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 花火も上がり、無事フィナーレを迎えた。花火の上がっている頃、僕は電車待ちの最後尾にいた。19時頃から並び始めた。家に着いたのは21時前だったから、思っていたよりも早く帰宅できたと思う。

 おやすみなさい。

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下方修正

 『アンタッチャブル』という映画を観た。今日は仕事が休みだったから、何もかもゆっくりとしていた。雨が降っていたので、洗濯ができないことが残念だった。

 今月から、実務者研修の講座が始まり、僕は十数万円というかなりデカマルな金額を支払って、受講することになった。なんでもこの実務者研修を修了しないと、介護福祉士の受験資格が得られないらしい。平成28年度試験(平成29年1月実施)より。来年(26年度)の試験はまだ実務3年に満たないため受験できない。平成27年度から受験が可能になる。27年度は実務者研修を修了していなくても受験できる(本来はこの年度から実務者研修必須らしかったが、1年延期されたようだ、しまったー)が、もし修了していたら実技試験が免除となる。実際には慌てて受講しなくてもよかった訳だが、来年辺りから、講座も混み合ってくることも予想されるし、僕はあまり勉強しない方なので一発で合格する自信がないから、早々に受けておいても損はない。僕は過去に基本情報技術者試験という試験を受けたことがある。これは情報系の資格で、5回ほど受験してやっと合格したのだ。全然勉強してなかったとはいえ、仕事に関わってくる知識なので、4,5回落ちるのはいささかまずい気がする。
 今回は、かなりの金額を支払っているが、ここはそのかなりの金額分前向きに考えて、知識や技術、コミュニケーション能力等を磨くチャンスと捉えたい。とても前向き過ぎて自分が自分ではないような感覚である。実際のところは、あまり前向きでなく、かなり落ち込んでいる。これがなければ家計は黒字だったはずなのだが、いきなり下方修正を余儀なくされた。介護の仕事は、精神的も肉体的も経済的にも苦しいものだと実感している。5年後、この仕事を続けていないかもしれないが、続けている今この瞬間だけに限っては仕方なく頑張ってやるのだ。

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プロフィール

たびびと

Author:たびびと
こんにちは、たびびとです。
ようこそ、ぼくのブログへ。

介護職員のバイトをしています。
時間がいっぱいあるので、ブログ始めてみました!

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