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アメリカの代表者

 あまり眠れなかった。寒さのせいだろう。洗濯をして、いつものコインランドリーに出かけた。雨が降っていた訳ではなかったけれど、干しても乾かないような気がしたから。

 乾燥機で洗濯物が回っている間、僕は読書をしていた。再読させる小説は凄い、などと思いながら。
 店内ではマライア・キャリーが流れていた(洋楽には詳しくないが、おそらくマライアだろう)。小説の内容は消え、僕はマライア・キャリーを思い浮かべた。子供の頃、テレビでマライア・キャリーを観たことがあった。僕は彼女の胸の谷間が気になって仕方なかったのを覚えている。それ以来、外人(アメリカ人)はみんな金髪で、美しく、胸が大きいというイメージがつきまとった。アメリカ人についてのイメージは成長するにつれて付加されていく。身長が日本人の2倍ほどあるとか、ビッグマックを一口で食べてしまうとか(これは友人から聞いた話だ)、鍛えてないのに自然と筋肉質になるとか。イメージが巨大化した。

 家に帰ると、マライアの胸の谷間についての考察をしながら、夕食に食べるつもりの大根と鶏肉の煮物を作った。シューと継続して音を立てる圧力鍋の存在を忘れないためにタイマーを設定し、昨日借りてきた『ゴッドファーザーpart3』を観始めた。『ゴッドファーザー』シリーズの上映時間は、大学の2時限続きの講義並みだ。だが「これから3時間、〇〇の講義をします」とある先生が発した言葉のような絶望感は伴わない。むしろ、映画というのは自分が好きで観ているものだから、その3時間というのは幸せだ。飽きたらやめても許される。まあ、大学の講義もつまらなければ、出席だけとって退室することもできたが。

 映画を観終わったのは13時頃だった。睡眠が足りなかったせいか、酷く眠くなった。昨日も夜勤で寝ていないし、ここのところ睡眠不足が続いている。
 昼寝をすることにした。コタツに横になって、浅く不健康な睡眠に入った。夢を見た。仕事をしている夢だ。何度仕事の夢を見たか知れない。僕の職場、介護施設で働いていると、入居者が呼ぶのだ。部屋の中から鈴を無限にならして。けれど、僕は酷く面倒になって、鈴の音を無視することにした。すると、自分の耳を疑うような、今まで聴いたこともない奇妙なうめき声がするのだ。身震いするほど不気味に思え、気のせいかもしれないと思って、耳を澄ますと、さらにはっきりと聴こえてくる。僕は恐ろしくなって、目を覚ました。もう明日仕事に行きたくない、と不貞腐れた気持ちになった。

 仕事は生活するために必要だが、夢にまで出てきてほしくない。夢の中でさえ労働を強いるというのか。夢なら、好きなことをさせてくれ。たとえば、マライア・キャリーの胸の谷間を至近距離から、心ゆくまで眺めていいとか。洋楽のことは詳しくないのだ。

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猫背に当たる日差しが眩しくて

 夜勤明けのジャンクフードは、僕の弱り切った胃腸をムカつかせるのに十分過ぎた。しかし、とにかく食事を摂らなければ、スタミナが尽きてしまうと思った。僕は近くのショッピングストアに入っているジャンクフード店で、胃を満たすと同時に、ダメージも受けたのだった。
 歩く足が重かった。平坦な道を歩くだけなのに、健康な日本の若い青年にとっては、何の苦もない道なのに、僕には酷く重く、険しい道に思えてくる。足が疲労に支配され、もうやる気をなくしているのだ。

 ジャンクフードによって不健康に荒んだ空気の店内で、職場の掛かりつけ医で受けた健康診断の結果を思い出していた。上司はこう言うのだ。

「Tさん、健康診断の結果が来ています。心臓に異常があるようですが、問題ないようです。このままの健康状態を保って頑張ってください」

 健康診断書を読むと、確かに心電図検査で異常があったという。そういえば、健康診断の日に医者もそう言っていた。ただ、軽度のもので、日常生活には支障はないそうだ。しかし、上司の「このままの健康状態を保って」という言葉がじわじわと効いてくる。僕は奴隷のような気持ちでその残酷すぎる言葉を受け止めている。いつまで働かせるつもりなのだろう。僕は働きたくない。

「働いたら負けかなと思っている」

 ジャンクフードを食べた後、TSUTAYAでDVDを借り、買い出しを済ませた。家に帰るとシャワーを浴びた。適当に髪の毛と髭を剃った。服を着て、近くの弁当屋に行った。
 昼近くの弁当屋は平日とはいえ、注文をいくつか抱えているようで、弁当がなかなかできない様子だった。ガラス越しのベンチに座って、スマホをいじりながら待った。背後から、強い日差しが当たってきた。温かだが、長時間浴びると間違いなく、僕のスキンヘッドをじりじりと焼け焦がすような力を感じた。そして、鼻がむず痒くなり、僕はくしゃみをした。遠慮した、小さなクシャミだった。きっと、このくしゃみは、誰も気づかなかったろう。しかし、周りを一瞬キョロキョロと見回す動作により、遠慮したくしゃみは存在感を増してしまったかもしれなかった。

 自分の番号札を呼ばれたので、僕は弁当を受け取って帰って来た。何度も何度も通っている弁当屋。店員の顔も大体覚えている。それだけに彼らは、僕のことも覚えているだろう。挙動不審な人がよくやってくる、と心の中では思っているかもしれない。挙動不審な猫背のスキンヘッドの男。僕は剃りたての未成年の心のように傷つきやすい、このスキンヘッドを撫でてみた。すでに脂にぬめっている。彼女に執拗なまでに「臭い」と言われている傷つきやすい頭皮。

 家に帰ると、洗濯機が停止している。弁当を食べたい欲求を抑えながら、洗濯物を干す。僕は先ほどのジャンクフードからさほど時間の経過していない胃に今度は弁当を落とし込むのだ。しかし、何かおかしい。この弁当。

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 この漬物の下のスペースには、本来、ミートボールが入っているはずなのだ。ミートボールが2つ。入れ忘れだ。こういうことが多すぎる。

 疲れたなあ・・・

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頭が真っ白で

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 気付くと時間が経っている。何もしていない。

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職場にて

 「誰がごはん作るの?」施設の入居者が女性スタッフに尋ねた。

「食事はね、板前さんが作ってくれますよ。ほら、あそこにいるツルツルのお兄さんが」

 女性スタッフが僕の方を指さし、入居者に説明していた。職場では、「ツルツルのお兄さん」という定義付けをされて、僕は働いている。

 僕は今日、倦怠感に苛まれながら働いていた。時折、何をしていいのかわらかなくなり、挙動不審になった。この頃、すぐに疲れてしまう。仕事がキツイという理由でなく、なんというか、スタミナが持続しないのだ。心もすぐに疲れてしまう。体力をつけないといけない。

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隣のおじさん

 洗濯物が乾燥機の中で回っている間、僕は読書をしようと思って、本を開いていた。けれど、まったく集中できない。同じページを何度も読み直してみるが、全然頭に入って来ないのだ。僕は本を閉じた。そして、立ち上がって、外に出た。
 家に戻り、僕はカメラを取り出した。1階の駐車場に降りて、そこで撮影をしようと思ったからだ。しかし、1階の駐車場に行くと、隣の部屋のおじさんが作業をしていたのでやめた。撮影の目的は、そのおじさんの駐車スペースにあったのだから。

 彼の契約する駐車スペースには荷物が積み上げられている。駐車スペースの白線の幅いっぱいに、上は天井に着くほどまでに荷物が積み上げられているのだ。駐車スペースの前方が荷物のため、その分車を後退させて駐車させている。これがたまらなく邪魔なのだ。なぜなら、僕の契約している駐車場はその後ろを通らないといけないからだ。車が後退している分、通れる幅が狭くなっている。もともと狭い駐車場(車が4台分)なのだが、さらに狭くなってしまっている。

 ある日、僕が仕事から戻ると、彼女から電話があった。仕事が終わった連絡だろう。通話ボタンを押すと「今から〇〇〇(国内自動車メーカー)に行くけん」と言う。どうしたのだろう、と思って、帰りを待つ。その車を見た時、大方のことは理解できた。サイドミラーが思い切り折れて、配線のみで繋がっている状態なのだ。応急手当として、ミラーの換えが来るまでの間はガムテープをグルグル巻きにして運転していた。

 隣のおじさんの車が後退し過ぎていたために、彼女はそれを避けることに集中し、反対側の柱にミラーを持ってかれてしまったのだ。つまり、駐車場の幅がおじさんの車によって、限りなく狭められていたということだ。その時、おじさんは駐車場で仕事をしており(彼は駐車場を仕事場のように使っている)、荷物が広げられ、車はさらに後退して止めてあった。おじさんは、彼女が出ていくから、車を前進させてくれたらしいが、それでも狭すぎた。

 隣のおじさんは、お詫びとして、修理代の代わりに、みかんを一袋くれた。彼女はかなりの損害を被ったが、今でもおじさんは我が物顔で駐車スペースの領地拡大に勤しんでいるようだ。荷物は白線を越えて、隣の駐車スペースにまで進出している。しかも、積み上げきれない荷物は、僕の契約している駐車スペースの前にも置かれ、さらには建物の影にあるガスボンベが配置されているスペースにまで広がっている。

 おじさんは「車邪魔だったでしょ。すみませんね」といつも言う。

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I AM HOLY SPIRIT

I AM THE HOLY SPIRIT
I AM WHOLE IN SPIRIT

映画『ゴッホ』を観た。心を打つものがあって、ポロポロと涙が止まらなかった。ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ、あるいは彼の絵に向けられた僕の気持ちが、また少し彼の心の方へと近付いて行っているよな感覚を以って、今その余韻に浸っている。機会があったら、またゴッホの絵を見に行きたい。以前、ゴッホ展があり、自画像を見たことがある。その時は単純な絵画としてだけ見ていたものが、今観たらまた違って観えてくるのではないか。僕がもし、再びゴッホの絵を観る機会に巡り逢えたら、きっと彼の描いている姿を想像するだろう。また、逢えたらいいと思う。また逢いたいと思う。

今日は夜勤明けだった。疲れたけれど、いい映画が観れて、僕は幸せな気持ちだ。

"俺は聖霊だ
心は病んではいない"

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天拝山~11月22日~

 ああ、昨日はブログの更新ができなかった・・・。毎日更新を目標にしていたのに。

 昨日は一人で天拝山に行っていた。早起きするつもりだったけれど、起きたのは11時前だった。そのため、出かけるかどうかも迷ったのだが、次の休みの日の天気予報が、野外活動においては、あまり芳しくないものだったので、結局迷いながらも家を出たのだった。

《行動の記録》
12:10 出発
13:20 歴史自然公園 到着
13:30 登山開始
13:59 登頂
14:30 下山開始
15:00 飯盛古城跡(迷子)
15:30 歴史自然公園
15:45 二日市駅
16:30 自宅到着

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天拝山歴史自然公園に到着。登山開始に向けて、準備を整える。

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 荷物を置いた瞬間に猫が寄ってきた。この子たちは幸せな子たちだ。人間に嫌な思いをさせられた経験がないのかもしれない。幸せな子たちだと思う。

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 登山開始。山の中にも猫がいる。あちこちに猫がいる。無限に猫がいる。そして、大切にされている。天を拝む山、そこには猫が住んでいる。

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 山の中腹?辺りに位置する荒穂神社。少し立ち寄ってみた。神社の左奥に階段があったけれど、登ったら何があるのだろう。時間の関係で、そこは深入りしなかった。

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 登り始めてから約30分で登頂。写真撮影しながら登ったものの、もっと早く登れると思っていた。山頂付近の緩やかな傾斜から、階段に変わるところで、酷く息切れがして、ゼーゼー言いながら、やっと登った。

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 山頂の展望台。正面には以前登った宝満山が見える。
《宝満山に関する過去記事》
宝満山
登山後日談
後日談その2

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 この日は空気が澄んでおり、海が見えた。左側に突き出た塔が福岡タワー、真ん中あたりの丸くポコッと盛り上がったものがヤフオクドームのようだ。

 山頂で塩おにぎりを食べ、少し風景を眺めた。汗をかいていたから、冷えて寒くなってきた。天気がよくても防寒着は必ず持っていかなければならない。山の上は寒いから。けれども、この山は標高が高くないので、夏であればTシャツ1枚で十分だし、山道も整備されており、気軽に登れるので、装備も軽装で、別に登山道具がなくても、大丈夫な山だ。登山靴よりも、ふつうのスニーカーの方が動きやすそうだ。

 さて、下山だ。17時には用事があったので、早々と下山し、家に帰らないと行けない。14時半、下山開始。山頂から反対側に伸びる道があるのだが、その先を下ると天拝湖に出るらしい。時間があったら今度行ってみたい。

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 登ってきた時は山頂にばかり目がいっていたけれど、山頂への階段が始まる地点の脇に別の道がある。飯盛古城跡への分岐だ。時間的にほんの少し余裕があったし、城跡までは徒歩8分と出ていたので、行ってみることに。すると石碑を発見した。城があったらしいが、今は跡地というだけ。少し進むと「武者隠し」という戦略の地がある。その先の下り坂はどこまでも続いている。どこへ降りられるのだろうか、と思い、進んでみるが、下調べをしていなかったので、どん詰まりになるかもしれない、と思い、15時を目途に引き返した。時間の余裕はなかったから。

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 かなり焦って、下山を再開。山道を疾走する。本当に走った。息切れが凄まじく、汗だくになった。とにかく、17時までに家に帰らなければならなかったから、その点必死だ。おかげで筋肉痛だ。しかも初めて履くトレッキングシューズだったから、足首が圧迫されて、痛くなった。

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 下山完了。これからお家に帰る。紅葉の見頃はまだまだこれからという感じがする。疲れた帰ろう。時間があったら、もっと景色を楽しめたろう。今度はちゃんと早起きして、出かけるようにしよう。

 今日はまた夜勤か・・・頑張るしかないなあ・・・

《天拝山に関する過去記事》
一人でお出かけ~二日市~
天拝山

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ゆっくりとした時間を過ごして


『岸辺露伴は動かない』

 TSUTAYAのコミックコーナーを通ったら、偶然目に入ったのであって、この作品の存在自体知らなかった。これは衝動買いだ。マンガなんていう贅沢なものを購入してしまった。最近マンガをあまり読んでいない。たまにはマンガも読みたいな。

 夕食後、『ゴッドファーザー』を緊張感を以って観た。映画の中に入り込んだかのように、僕自身がしくじるんじゃないか、とか殺されるんじゃないか、とか思いながら、ドキドキして観たのだった。映画を観終わると、ブログに夕食画像をアップし、風呂に入った。

 入浴中に『われらの時代』を読んだ。ジブラルタルという猫が流産する場面なのだが、僕はくしゃみが止まらなくなり、読書を中断せざるをえなかった。iPhoneからはナット・キング・コールが緩やかに聴こえてくる。贅沢な時間だ。僕にはこうしたゆっくりとした時間が必要なのだ。

 最近、就寝前には『新しい人よ眼ざめよ』を読んでいる。けれど、今すごく眠い。眠い訳だ。日付が変わっていた。最近、ずっとこんな調子で、眠いけれど、何かをしなければ、と思いながら、うとうとして、2時、3時になっていたりする。でも、今日はもうこれで寝よう。明日、少し早く起きて、出かけて来ようと思っているから。

 おやすみなさい

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今日の夕食



・ご飯
・目玉焼き(卵3個)
・鳥肉と大根の煮物
・ヤクルト
・チョコラBB

 夜勤明けで疲れているし、猫背が治らないし、寒くて体が冷えるばかりなので、栄養を摂らなければならない。そこで夕食は手作りした訳なのだが、それほど栄養満点ではない。品数を増やすと手間がかかるし、出費もかさむ。だから、とりあえず、これが今、僕にできる食事メニューなのだ。鶏肉と大根の煮物には、他に玉ねぎ、白ねぎ、ショウガが入っている。ショウガは体を温めてくれるような気がするし、風味が好きなので入れた。卵は多い気がするけれど、タンパク質補給のためと、それプラス賞味期限が迫っているという理由から3個使った。

 15kgのダンベルを両手に持って、肩に担ぐような形で、スクワットを5回ほどした。5回のスクワットでもう僕は膝が折れそうになった。そして、上腕二頭筋にも負荷をかけるためにダンベルカールを10回ほどやった。その後すぐにこの食事メニューを胃袋に納めたのだ。ちなみに、夜勤から帰って食事をする前には腕立て伏せをちょっと苦しくなるまでやっている。寒くなってきたから体を温めるため、と体を鍛えるために、筋トレをするようになった。夏の間にだらしなくなった体を引き締めるのだ。

 え、え?料理の見た目がアレだって?確かに見た目はあまりよくないけれど、今回の味付けは割とうまくいった方だ。目玉焼きも両面に火を通しているから、絵に描いたような姿には出来ていない。見た目は不出来でも、味はなかなかのものだと僕は思っている。

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ナランチャ

 道路の向こう側の歩道を、酷く猫背の人間が歩いていた。間もなく、それはガラスに映る自分だと気付くのだが、その背中の曲がり方は異常なほどに思えた。猫というよりも、チンパンジーのような歩き方をした人間なのだ。朝から、こんなに疲れて、病的な歩き方をする人間がいるだろうか。僕は姿勢を正した。

 職場で他のスタッフに声を掛ける際、「びっくりした」と言われるのが多いことに思い当たる。主に女性スタッフがそうした反応を示すのだ。不意を突かれたかのように、体をビクリとさせて、本当に驚いている様子なのだ。振り返ってみると、それは今の職場に限ったことではなかった。以前のバイト先なんかでも、同じような経験がある。「びっくりした」と言うのだ。これは僕が不審人物として、マークされている証拠と言えるのではないだろうか。こうして、僕は時折、記憶から証拠を引き出しては、物事の証明、仮説を立てる、という行為をするのである。

 夜勤から帰って来て、僕はなるべく猫背にならないようにして歩き、弁当屋に向かったが、その弁当屋のドアガラスに映る自分は、しっかりと背筋を伸ばすことができないでいた。そして、うつむき加減で入店すると「いらっしゃいませ」というセリフが1~2フレほど遅れ、躊躇いの響きを持って聴こえてくるのだった。メニュー表を見ている僕に店員はなかなか近づいてこない。調理場では不審者対策のマニュアルを全員でチェックし出したのだろうか。遅れてきた店員に、もう入店前から決めてあったメニューを告げ、会計を済ませるとベンチに座った。

 これは思い込みかもしれないけれど、僕は不審だと思われているのだろう。言われてはいないが、思われているはずだ。いや、「不審な人がいる」と先日言われてたんだった・・・。

 疲れた・・・。

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疲れました

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 ぼんやりしていたら、もうこんな時間だよ。嫌になるな。何してたんだろう。気付いたら、時間が経っていて、無意味な疲労感を体に貯えて、それでいて、頭の中は空っぽなのだ。

 今日は本当は休みのはずだったのに、夜勤になってるなんて。職場では不審な人物として、一目置かれているし、気持ちは沈みがちだし、僕はこのやりきれない状況をどう乗り切ればいいんだ。これは山に行くしかない。一人になって、山で景色を楽しみたいな。山で周りをキョロキョロしていても、不審な人とは思われないかもしれない。でも、きっと、どこにだって、人のことを不審な人間だと思う人はいるものだ。僕は山の上でさえ、不審な人間に思われそうだ。なんてことだ!

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職場に不審な人がいた

 不審な人がいる。後ろで女性スタッフが言ったので、僕は振り返った。するとその女性スタッフは僕の顔を見て、笑っていた。不審人物とは、僕のことだった。職場内でそんなことを言われてしまうなんて。まあ、笑って言っていたし、陰で言われた訳ではない、何より通報されていないのだから、冗談で言ったのかもしれない。いや、もしかしたら、陰ではもっと酷い言われ様なのかもしれない。確かに僕は自分でも思うほど、挙動がおかしい。やることがない時、やることがわからない時などにする、キョロキョロと周りを見回す動作は、見るからに不審なのだ。言われても仕方のないことだ、と僕は諦めた。

 出勤するとシフトが変更されていた。明日は休みのはずだったのに、夜勤になっていた。最悪だ。今月も夜勤回数はMAXに達してしまった。嫌だなあ。でも、年末でお金も必要になるし、頑張らないといけない。「今日頑張れば明日休める」という風に思って、仕事に行ったのに、明日も仕事だと知らされた時の疲れ具合は異常だ。本当にぐったりする。出勤直後だというのに、僕は生気を失ったかのように体自体が青く染まっていくような感覚に陥り、さきほど勤務を終えるまでずっと元気が出なかった。

 寒い。本当に寒くなってきた。風当りが強かった。

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祖父と父。僕。

夕食を彼女と共にした。少しだけ今後のことを話した。食後、それも彼女が帰る間際に、僕は祖父と父の話を聞かせたのである。

生前祖父は脳梗塞によって負った言語障害のために、精一杯振り絞る形でやっと出した掠れた声で「おーい、おーい」と居間から廊下を通り、更に台所の奥に位置する遠く暗い居室から、僕らに向かって、訴えかけるのだった。それも台所に行かなければ聞こえないため、偶然にもそこを通りかかった僕が耳を澄ましてやっと聞き取れるレベルの音声を拾って、訪室したのだった。祖父はウ○コを漏らしていた訳だが、それを自分でどうにかできるほど肉体は元気ではなかった。そもそも元気だったら、漏らすはずがない。確かにその頃、祖父は入退院を繰り返したために、歩行が困難になっていた。要介護認定に関して、僕はその時なんの知識もなく、そういうものが存在することも知らなかったので、どうなっていたかはわからないが、確かに祖父は介護を必要としていた。介護をしていたのは、父と母だった。両親は僕に介護はさせない、と言って自分たちだけで頑張っていた。情けないことだが、この時、僕は父を呼びに行くことしかできなかった。

父は2階で休んでいた。昼間のことだったが、仕事と介護で疲れ果てていたことだろう。起こしてみるが、意識は朦朧としているようだった。

僕「じいちゃんがウンコ漏らした」

父「ん、ん~そうか。すぐ行かないとダメか?」

父は、気持ちは起きようとしているらしいが、一度開けた目は再び閉じようとしていた。祖父は不快な状態で待っている。父は疲労により、なかなか起き上がれない。僕は仕事を辞め、実家に戻っており、ニートで暇だったが、何もできない。

父「少し待ってくれ」

父は起き上がったが、意識がぼんやりしているらしく、座り込んだままだ。僕は祖父のいる薄暗い、便臭の漂う部屋に降りて行き、「もうちょっと待ってて」と言って、祖父を待たせた。僕は祖父の下着を用意するくらいはやろうと思い、押入れを漁った。けれど、下着はいくら探しても見つからなかった。ベッドに座っている祖父は病的に落ち窪んだ、ギョロッとした瞳で僕を見ていた。「ちょっと待ってて」同じセリフを繰り返すことしかできない。

何もできない。情けない。今なら、僕一人で処理できただろうに。嘆いてみても、手遅れだ。

こうした話をしようとしたのだが、「父を呼びに行った」という場面まで話した時、急に僕は笑いが込み上げ、堪えられなくなり、それ以上言葉が出てこなくなってしまった。

「何でハマってると?」

そう言って不思議がる彼女の前で、腹を抱えて、床に額をつけて、笑っていた。口を開こうと努力するが、笑いに歪む口角は言葉の発音を阻害する。しかし、口角の歪みが一気に反転したかのように、気付くと僕は泣いていた。たった今まで大声を上げて笑っていたのに。笑い声は消え、涙が抑えきれずに溢れてきていた。

「もう帰るの?気をつけてね」

そう言って、僕はどうしようもなく泣いていた。

辛い人間が二人いて、僕は何も出来ずにあたふたと、行方だけを追っていた。気の毒なことをした。ずっと、そう思っている。

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計画的な献立でなければ突発的な献立の可能性



 今日の夕食。
・昨日の鶏ムネ肉の残り
・ほうれん草のお浸し
・餃子スープ
・チョコラBB

 昨日より野菜を増やした。大根サラダも作ろうと思ったけれど、残しそうなのでやめた。

 時間があれば、できる限り食事は自分で作るようにする。時間と心に余裕がない時は、惣菜なんかを買ったり、弁当を買って来て済ませてしまうが。

 餃子スープおいしかった。158円で売っていて、2人分作ることができる。好みの野菜を入れて作れる。今はお手軽にできるものが売っているんだなあ。夕食の献立を計画できなかったら、スーパーに行ってから考えるのも悪くないかもしれない。

 栄養を補給して、明日の仕事を頑張るんだ(と言ってはみても、できるだけ仕事のことは考えたくないので、今この瞬間何か楽しいことを考えたり、やってみたりすることが一番なのだ。それが一番元気になれる)。

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天気予報は当てにならない

 その人には僕の声が聴こえないようだった。僕が口を開くと、困った顔をして2度ほど聞き返すのだ。僕の声は小さいか、あるいは滑舌の問題で、聞き取り辛かったに違いない。確かに僕は声が小さい。そのことで、何度か注意を受けたことがある。だからといって、声が自然と大きくなる訳ではない。

 その人は、僕からしばらく洗っていないスーツの上下と、ズボン、ベスト、カーディガンを受け取ると、会計を始めた。5点で半額のクーポンを持っていったが、僕の計算違いで、スーツは上下で1点とされてしまった。それでも4点で40%オフになった。仕上がりは1週間後とのことだった。スーツの汗抜きなどに時間がかかるのだろう。

 スーツを預けた後、スーパーに寄って食材を買った。今日は98円均一で野菜が売られていた。大根を2本買った。鉄分補給のためにほうれん草。栄養素はよくわからないが、にんじんと白菜も買った。昨日の野菜不足をリカバーするためにも、今日は野菜を沢山摂らないといけない。栄養不足は体と心の不調に繋がるから。

 外に出ると雨が降り始めていた。iPhoneの天気予報では、雨は20時からということになっていたのに。天気予報は当てにならない。傘もない。希望もない。こんな歌があったのを思い出した。スキンヘッドに雨が打ち付ける。さっきまでスーツの入っていたケイトスペードの緑色の紙袋が濡れ始める。
 大根2本が突き出た買い物袋を揺らしながら、速足で家に戻った。ボロボロの安アパートだ。しかし、家賃が安くても、確実に家計を圧迫してくるのが癪だ。隣人の足音がなぜか凄まじく大きく聴こえる、小汚いアパート。静寂と清潔を求む。フラストレーション。

 部屋に入ると荷物を床に投げ出して、小走りで窓に駆け寄った。干していた綿毛布と敷き毛布を取り込む。乾いていない。ハンガーポールに適当にかけて、下から除湿機を唸らせる。敷き毛布がゆらゆらと除湿機の風に揺れている。しばらく見つめていると日が暮れてきた。もう日暮れか。
 今日は寝坊してしまったから、本当に日が短い。僕の中で日照時間は約5時間だ。これでは元気も出てこない。もっと早起きして、太陽の光を浴びて、元気にならないと。

 元気でいたら、楽しいから、元気でいたい。

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出口なし

 洗濯物を乾燥機に放り込み、硬貨を投入した。洗濯物を入れた乾燥機が回るのを確認してから、200円、300円と硬貨を追加していく。以前、上下のコイン投入口を間違えて、300円を他人の乾燥機に投下したことがある。僕は300円損したし、下の乾燥機を使っていた人は30分待たされた上に、洗濯物はおそらくパリパリになったことだろう。そんなミスは二度としないように、慎重に。

 30分、乾燥が完了するまでの間、ベンチに座って本を読むことにした。例によって『われらの時代』を取り出して、冒頭から読みだす。ある一説を引き出すために、ゆっくり読まなければならない。とは言え、大江健三郎は、人に素早く読ませるような文章は書いていないから、自然とゆっくりと読むようになる。急げ、しかし、ゆっくりと確実に行うことこそ、最速なのだ、大切なものを見落とすな、と言っているような気がする。30歳にもなって、ゆっくりしていられない、と焦ってみるが、やはり正確に日々をこなしてゆくことが大事なのだろう。焦って慌てふためいていたら、視野が狭くなって、何かを必ず見落とすような気がする。周りは周り、自分は自分で一生懸命やるしかないのだ。

 足元になぜかドングリが一粒落ちている。この一粒は瞬く間に乾燥によって、発芽機能を失ってしまうだろう。それは種子としてでなく、食料としてでなく、ただ、ドングリという虚しい響きを持つ形状のみの存在として、そこに落ちている。なんの機能も果たさず、落ちているだけ。無意味に思える。意味があるとしたら、そのドングリは僕にある感銘を与えただけに過ぎない。そのドングリの存在価値を認めているのは僕であって、ドングリは悲しい。きっと悲しい。ドングリの気持ちなんか、これっぽっちもわからないけれど。

 気が付くと、日が暮れていた。外は真っ暗だ。街灯の明かりが一つ寂しく見える。その向うの道路を時折、自動車が通ってゆく。それぞれの車に運転手がいて、ほかにも乗っている人がいるかもしれない。そして、その人たちそれぞれに生活があり、悩みがあるだろう。自分のことだけで、いっぱいいっぱいだろう。

 室内には、乾燥機のカラカラという音とクリスマスソング。今年も残り少なくなってきている、と僕は思う。ついこの前、2013年、平成25年を迎えた気がしたけれど、それも数秒のうちに通り過ぎてゆくようだ。立ち止まることなんてできない。どこまでも止まることなく、あの深淵へと向かっている。やがて年越し新年。

 ガラスに室内の様子が映し出されている。乾燥機がぐるぐると回っている。さきほど入って来た中年もしくは前期高年期の男性が独語を言い、ガラスにもその姿が映し出されている。もちろん、読書をする自分の姿も映っている。自分だけ酷く不出来なもののように映って見える。不確実。不明瞭。反社会的な思想が僕を正直に映しているのだろうか。そうだ、反社会的。社会にどうも馴染めない性質の僕。

 ここはどこだろう。時折、自分がどこにいるのかわからなくなる。

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とにかく食べる



今日の夕食。夜勤の疲労と筋肉痛を回復させるためには、とにかく食べまくるしかない。

疲労回復には鶏ムネ肉がいい、というネットの情報を信じて、僕は時折、ムネ肉を買ってきて、茹でて、ポン酢につけて食べるのだ。シンプルなほど美味い。不足しがちなタンパク質の補給もできて良い。

汁代わりにカップそば。まあ体にはよくないかもしれないが、炭水化物を大量に摂取するために食べる。ポテトサラダや明太スパゲティサラダ、ちくわにもポテトが入っている。炭水化物の補給はバッチリだ。魚も食べたくて、水煮缶を買ってきたが、満腹で無理だった。これだけの量があるので、さすがに残した。デザートのバナナも食べられない。あとはコーラを飲んだが、2口~3口もしくは4口~5口ほどでやめておいた。食べることって結構辛いなあ。

「まあ、この夕食というやつは多すぎでして、明日の朝食もしくは昼食、または夕食にもなるんです」

え?え?糖尿になるって?いや、糖質が、脳みそが糖質が足りないと悲鳴を上げているのだ。たくさん食べて、栄養を摂らないと鬱が悪化するし、体力も落ちていく。食べられる時にいっぱい食べて元気にならないといけないんだ。野菜が極端に少ないのが欠点だなあ。疲れていて、すべて手作りできなかったんだ。

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僕の時代

 外では選挙の街宣カーが大声をあげている。

「市民の味方!」
「みなさんの生活を守りたい!」
「清き一票を!」

 何が清き一票だ。立候補者やその関係者の中には、ある輩に選挙案内のハガキを盗ませて、投票に行かせている者がいるに違いない。実際に僕は前回の選挙のハガキは届かなかった。盗まれたんだ。きっと、盗まれて、どこかの他人が「たびびと」として、投票に行ったに違いない。窃盗を行った上に、不当な投票をさせる。何が清き一票だ。汚い手を使ってでも、貫きたい信念があるというのか。僕は街宣カーの響きを呪詛の念で突き返した。

 ああ、萎える。夜勤の日だ。もう昼か。仕事のことを考えると精神的なインポテンツに陥り、何も手につかなくなってしまう。しかも夜勤なんていう午後からの勤務帯のせいで、それまでのフリーな時間をこれっぽっちの快楽も得られずに過ごすのだ。だから、せめて休日は、なるべく、仕事のことは忘れて、どこかへ出かけるか、家事を一心に行うしかないのだ。

 日本の若い青年たちに疫病のように蔓延している精神的なインポテンツ、こうした表現は大江健三郎『われらの時代』からの引用である(たぶん正確な引用ではない。その言葉のページがすぐに見つからずにいるから確認できない。いや、もしかすると作品自体が違うかもしれない・・・)。大江健三郎氏の文章、作品は難解だという評判をよく見聞きするけれど(まず僕の母親が難しい、と言っていた)、確かに難しいと思うけれど、面白いと思える部分も多々あって、僕は割とこの老年の丸メガネの作家の文章を気に入っているのだ。時間をかけて(どうしても時間がかかってしまうのだが)、僕はゆっくりとこの大作家の文章を咀嚼してゆく。しかし、胃腸が弱いために、消化不良を起こし、熱まで出して寝込むのだ。

 今すぐにでも、職場に電話をかけて、こう言いたい。

「(大江健三郎を読んでいたら)熱が出たので休みます」



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ほんとの空が見たい

 今日は・・・仕事に行った。仕事をしたかどうかは別として、職場には行った。

 噂によると、同僚がもう辞める、と言っているらしい。その人は今日来なかった。

 でも、来なかった人が頑張ってない、ということにはならない。その人なりに、今日はすごく迷ったに違いない。とても悩んでいるに違いない。職場に行けば、入居者からの暴力や暴言が待っている。休むことも楽じゃない。ほかの人に迷惑をかけてしまった、と自己嫌悪に陥っているはずだ。でも、気にすることはない。大切なのは自分の心なのだから。

 職場に来なかったことに関して、責める気持ちはない。むしろ、うらやま・・・まあ、あれだ、助けあっていくしかないと思う。介護というのは本当にキツイことだと思うんだ。それを自分ひとりで溜めこんでいたら、やっぱりやりきれない。いつでも相談すべきだ。とはいえ、夜勤は一人だから、対応が本当に難しいんだよなあ。助けてほしくても、誰も助けてくれない。その辺、どうしようもないよな・・・。

 辞めても仕方ないと思う。僕自身が辞めたいと思っているのだから。言い方は悪いけれど、他人のクソの処理をさせられて(まあ、それだけなら全然楽なのだが)、暴力まで振るわれて、眠れなくて、その割に賃金は激安の殿堂なのだから。僕だって、いつ辞めるかわからない。

 そりゃ、疲れるよな・・・

 ああ、八ヶ岳の上に毎日出ている青い空が見たい・・・

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気持ちに余裕がありません

 特に何もせずに過ごしている。アクティブではない。午前中から昼にかけて『スマグラー』という映画を観ただけだ。妻夫木聡はボコされ過ぎだったし、安藤政信はイケメンすぎだった。昼過ぎにDVDを返却しに行った。帰宅して、さつま芋を食べて、お昼寝をした。コタツでうとうとしているうちに日が暮れた。疲れている。

 寒かったので、ダウンジャケットを着て、外に出た。外はさほど寒くなかった。コンビニに入ると暑かった。ずっと下を向いていて、コンビニの店員の顔を見ることはできない。それでも、会計は済む。たまにはコンビニもいいかもしれない。いつもの夕食より高くついたけれど、たまにはいい。外を歩くのもいい。こういう日があっても、まあいい。

 僕は横浜で暮らした3年間のことを思い出していた。こうやって、いつも一人でコンビニに行っていた。毎日だ。会社からの帰り道に必ずコンビニに寄って、弁当を買って帰った。その時の僕はもう自分で料理を作ろうなどという気力は持ち合わせていなかった。朝起きて、会社に行って、帰ってくる。これだけで僕の心の余裕はなくなっていた。休日もコンビニ。たまにスーパーに行くけれど、手作りなんてほとんどしないようになっていた。惣菜を買って帰ってくるだけだ。外食はほとんどしたことがない。一人で店に入り、注文し、料理を食べることができないのだ。今も一人で飲食店に行くのは苦手だ。

 今より収入が多く、貯金もあったけれど、それを何に使うかも考えられなかった。大半は食費と医療費に消えていった。勿体ない。だが、実際のところ、あの時の労働環境で、心に余裕を持つなんてことは、おそらく今でも厳しいだろう。今でさえ、僕はけっこうキツイと感じているのだから。ただ、やはり勿体ないな、と思うのだ。あの時の収入があれば、今欲しいものも手に入っただろうに、と。しかし、今は今だ。過去を嘆いても始まらない。

 明日は仕事だ。考えただけで気持ちが萎えていく。行きたくない。気持ちはもう折れていて、行く、行かない、と花びらを一枚一枚散らせている状態だ。けれど、もう少し頑張らないといけない、と自分では思っているのだ。

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夜勤明けで、思考が崩壊を迎えたようです

「僕はね、時折、もうどうしようもないような気持ちになってね。そういう時は逃げ込むんだよ。メルヘンに。ほら、おもちゃの国とか、深い森の中とかにいってさ、ぼんやり過ごすんだ。音楽を聴いたりしてさ。北欧の。えーと、童謡とか、コルピクラーニみたいなメタルバンドなんかも聴くよ。うまく話せないんだけど、とにかく一人になって、木の切り株とかに座ってさ、時折通りかかる動物と話をしたりするんだよ。人気のない深い深い森の中や、ロボットやトランプの兵隊たちのいる国なんかで、僕は気の済むまでウロウロするんだ。
 ドワーフたちの酒盛りを見たことがあるんだけど、動物たちも一緒になって、森も一緒になってさ、踊ってるんだよ。自然が一体になってるんだ。それを見たらさ、どうにも悲しくなってきてね。ああ、戻りたくないなってね。戻ったら、また人々が心を傷つけ合うのを見ないといけない。そんなの無意味だし、悲しくないかい?」

 妄想。

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 夜勤が終わって帰ってくると、すぐにシャワーを浴び、髭と髪の毛を剃った。シャワーを終えると10時を回っていた。店が開く時間だ。空腹を満たすため、家から徒歩数秒の距離にある弁当屋に行った。そこで買った弁当を食べながら、サラコナークロニクルズの最終話を観た。

 12時になっていた。ベッドに入り、しばらく目を閉じた。
 ケータイが鳴った。電話向うの相手と数分喋った後、時計を見ると16時半頃だった。食材を買いに出なくては。服装を整えてみたが、かっこ悪い。僕は服装ではなく、僕自身を観ていた。自信がないのだ。自分がカッコ悪いことを気にし出したら、その底なし沼へと引きずり込まれる。服装を何度も姿見で眺める。周囲の人々が、あの人はなぜあんなダサい格好をしているのか、といった目で観てくるのではないかという些細な不安が姿見の中の自分を見る度に増長していく。

 時間の無駄だ。パジャマだろうが、タキシードだろうが、気に入らないのは結局のところ自分自身なのだ。もう出かけるぞ。

 外を歩く。足元を見ながら。僕が一歩進むと、今踏みしめていた地面が後ろへ退いていく。一歩、一歩と歩を早める。地面がどんどん後退していく。スピード感をもって、僕の後ろに道がある。日暮れの闇の中に、僕の職場があった。僕は横目に見ながら歩く。

 胸がさわつく。

 昨日の夜勤のことを思い出した。胸がざわつき、仕事が手に着かなかった。どうしてしまったのだろう。何もできない。僕は何もできない。夜間、薬に手を伸ばそうとした。でも、やめた。薬は感情を抑えても、根本的な問題を解決してくれない。

 仕事のできる人、明るい人、よくしゃべる人。周りにはそういう人たちがいる。僕は何もできない。能力は下の下。何事にも特化せず、どこまで行っても劣等感を抱えていて、もう嫌になるくらい何もできない。中身も外見も底辺に位置するせいか、上ばかり見てしまうんだ。夜空の星を。月を。手の届かないものを夢見るんだ。ああ、お星さまは虚しいな、お月様は虚しいな。
 真面目に働いてみて、その度に自分が何もできていないことを感じ、気が滅入る。どこまでいっても終わらない。この無限の循環が、僕の精神を擦り減らす。いかん、いかん、力を抜かないと。

 夕食を失敗した。砂糖の分量を間違えて、すごく甘く作ってしまった。この前は醤油の分量を間違えて、煮物が真っ黒になり、しょっぱくて食べられたものではなかった。失敗続き。

 夕食を食べながら『静かな生活』を観る。贅沢な時間だ。物語の中に入っていく。僕は僕という現実を少しでも忘れ、目を逸らし、誤魔化して生きているんだ。本を読むのも、絵を描くのも、ブログも、全部、僕という虚しさを少しでも忘れたいからじゃないのかな。

「ねえ、あそこは断崖絶壁なんだが、僕らは、ほら、この通り立ち止まることなんてできない。僕らはあの深淵に向く足を止めることができないんだよ。これを絶望以外のなんと呼べばいいんだい?だからさ、できるだけ、考えないようにしてさ、よそ見してみたりしてさ、後ろを振り返ってみたりしてさ、横を歩いている人と踊ってみたりしてさ、できそうなことは何でも試してみたいじゃあないか!
 ああ、見て御覧、あの人、急にダッシュを始めたぞ。なにもかも無駄だと思ったのだろうか?一直線に谷に向かっていくよ。ほら、落ちた!しかし、どこまでも悲鳴が響き、止むことがないね。底がないのかな。どこまでも落ちていく。まあ、僕らはゆっくり行こうじゃないか。あ、向うに見える村は面白そうだ。僕はちょっと寄っていくよ。いずれ、また・・・」

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選挙があるらしい

市議会議員の選挙があるらしい。街宣車がうるさい。近くの道路に停車して大声で何かをアピールしている。うるさいとしか思えない。選挙活動が悪いと言っている訳じゃない。住みやすい街に変えていきたいとか、そういった志は必要だ。ただ、虫の居所が悪いのだ。今日は夜勤で睡眠をとらないといけないのに、うるさくて眠れない。

「市民の皆さんを守りたい!」

では、僕の生活も守ってほしい。ちゃんと寝たいから、騒がないでほしい。

それにしても寒い。朝からお風呂に入ってしまった。これからどんどん寒くなるんだろうなあ。今日の夜勤を乗り越えて、明日は何をしようかな。

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悪人

 二日市から戻り、TSUTAYAでDVDを3本ほど借りて帰って来た。妻夫木聡主演の『悪人』と『スマグラー』の2本と伊丹十三監督の『静かな生活』という映画。『静かな生活』というのは大江健三郎氏が原作。

 今日は『悪人』を観た。妻夫木聡さんの最後の切ない表情が印象的だ。そういえば、たまに行くラーメン屋に妻夫木聡のサインがあったな。あんなに切ない表情の人がラーメンを食べている姿が想像できないな。想像したら、漫☆画太郎の絵のようなものが頭を過るだけだ。僕はあまり本を読まない人間だから、想像力がないのだ。

 温泉に行って来て、家ではコタツに入って映画を観る。これは贅沢だ。だが、これくらいしないといけない。ストレスを発散しないと仕事なんてやってられないのだ。こうした時間の使い方こそ、僕には必要なのだ。

 ああ、明日は仕事。しかも夜勤。考えただけで疲れる。こういう時は、夜勤明けの休日を何をして過ごそうか考えよう。ああ、ダメだ。仕事のことで何もかもが追い出されて、僕に中身なんてないようだ。虚ろだ・・・

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 こんな時間か。寝よう。

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一人でお出かけ~二日市~

 気付くと僕は電車の中にいた。

 目が覚めるともう10時を過ぎていた。気分はあまりよくない。今日が休みなのか、仕事なのかよくわからない。シフトを確認する気にもなれない。けれど、11時を回った時、電話は鳴らなかった。きっと今日は休みだろう。トーストを2枚焼き、ピーナッツバターをたっぷり塗ってホットミルクで流し込むように食べた。しばらくぼんやりと虚空を眺め、座り込んでいた。

 途中で、これはいけないと思った。おそらく、このまま14時、15時と時間が進むに連れ、僕の心は焦燥感で満ちてくる。何かしなくては、何かしなくては。すでに焦燥の火種が燻る。

 姿見の前で服装を整えた。ジャケットを着て、ショルダーバッグを肩にかけた。カメラも持った。行く宛てもないけれど、とりあえず、出かけてみよう。近くの公園に行って、風景を撮影し、買い物をして帰って来よう。そう思った。そう思い、部屋を出た。部屋を出て、近くの公園を通り過ぎた。公園を通り過ぎ、駅前通りを歩いた。駅に入り、改札を通過した。気付くと僕は電車の中にいた。どこへ行けばいいのだろう。ここはどこだろう。

 二日市。ふつかいち、と読む。宛てはなかったから、どこでもよかった。僕は自由だ。

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 JR二日市駅から徒歩15分程度の場所だろうか。天拝山歴史自然公園にやってきた。紅葉の進み具合は、まだまだだ。この公園は猫が多い。公園だけでなく、天拝山は全体的に猫が多い。山頂に行ってみても、やはり猫がいる。それについては以前も書いた。

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過去の記事→『天拝山

 山頂に行ってみてもよかったけれど、上下黒の服を着ており、蜂に遭遇したらまずかったので、やめておいた。登山口から少し進むと、「蜂に刺される被害が出ている」という看板が出ていたので、震えあがってしまい、退散した。一人だし、救急セットも用意していない。準備は万全にすべきなのだ。

 ということで、公園をウロウロする。

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 公園に入った瞬間から、猫の姿が目につく。向うに見える屋根の方が公園の入り口。結構広い公園。猫たちに近いて、写真を撮ろうとしたけれど、警戒されて、ある程度間合いを詰めると、逃げられてしまう。だから、ちょっとずつ近づきながら、写真を撮っていった。

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 中には人間慣れした猫もおり、向こうから近づいて来たりする。ああ、ここは天国だ。僕が石段に座って、写真を撮っていると、猫が近づいてくる。その猫に登山帰りの子供たちが群がってくる。いつの間にか、僕は猫と子供たちに取り囲まれていた。

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 後ろから女性が声をかけてくる。登山帰りと思われる年配の女性が3人立っていた。写真を撮ってくれ、と言う。快く、お受けする。デジカメを手渡される。カメラを持っていたから、上手に撮ってくれると思われたのだろうか。デジカメを持つ手が震えだす。
 僕は確かにカメラを持ってはいるが、初心者だし、趣味で写真を撮っている訳ではないので、写真を撮れ、と言われても、どうやって撮ったらいいのか全然わからない。最初に2枚撮影し、手渡し「撮れてますか?」と訊いてみる。「あれ撮れてない」と言われる。僕は挙動不審になり「あ、すいません。もう一度撮りますね」と言い、今度はしっかりとシャッターボタンを押す。結構強く押すんだな・・・この強く押す、という動作により、手振れが起きてしまうのだ。うーん、難しいぞ。とりあえず、その女性たち3人と背景に銀杏の木が入るように撮影する。2枚ほど撮影し、デジカメを手渡す。女性たちは写真を観て「うわー、ちゃんと季節感がわかるように撮れてる」と喜んでいた。しかし、手が震えていたから、手振れしているかもしれない。せっかくの思い出になる写真だから、できれば上手に写してあげたかったが・・・

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 うーん、あまり近寄られると、ボケてしまうんだな。間合いをとれ・・・撮影できない・・・。

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 僕は短歌に興味があるので、こうした歌が刻まれた石碑なども撮影していた。液晶と被写体を交互に見つめ、位置を決めようと動いていたら、躓いて、よろけた。その時、笑い声が聞こえた。僕が笑われたような気がして、振り返ると、山ガールが2人下山してきたようだった。彼女たちは笑って話しながら帰っていく。彼女たちは写真を撮ってくれ、と言わなかった。気軽に「写真撮ってください」と声を掛けてくれてもいいんだがなあ。

 今日は寒かった。とても寒かった。念のためマフラーをバッグに入れていたけれど、それだけではまだ寒さを防ぐことができない。腹巻と帽子も必要だった・・・。そんな中、しばらく公園にいたから、体が冷えてしまった。お腹も痛くなってきた。もう帰ろう。

 かぽーん

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 帰り道。御前湯という温泉がある。僕は寒くて仕方なかったし、二日市まで来た訳だし、せっかくなので入って行こうと思った。風呂道具を何も持っていなかったけれど、タオルくらい売っているだろう。入浴料は200円。脱衣場のロッカー代10円。タオル代がなければ、210円で利用できるのだ。素晴らしい。引っ越しの候補地にしたいなあ。

 温泉の音、かぽーん

 ぶらっと出かけたつもりだったが、結構長い時間外に出ていた。ちょっとした日帰り旅行のよう。ちょっとしたおでかけで、ちょっとした出会い。猫や子供たち、登山客たち。今という瞬間がどれだけ大切か。家で腐って寝ているだけだったら、こうした出会いもなかっただろう。ちょっとしたことでも、心に変化はあるものだよ。

 なかなか思うようにならない現実がある。抑圧された環境から抜け出そうともがいてみる。そう、僕はただ、もがいているだけなのだ。堂々巡りの思考の出口を誰だって探しているだろう。僕はそうした旅人たちの一人なんだ。もがく以外、僕は思いつかないな。

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出勤前の準備時間

 ちょっと汚い話をしよう。

 今日は7時半に出勤した。寝たのは0時過ぎで、起きたのは4時頃だった。本来なら23時までに寝て、6時に起床している。なぜだか今日は眠れなかった。本当に眠い。

 職場には2,3分で到着するから、ギリギリまで寝ていても、間に合うのだが、それでも準備をしたいから、6時に起きている。6時に起きて、7時10分に家を出るまでに、僕は朝食を摂り、顔を洗い、歯を磨き、髭がホームレスのように伸びていたらカミソリで剃り、トイレには3~4回ほど入る。
 このトイレに3~4回ほど入るのが重要なのだ。なぜなら、仕事中に催しても、業務の都合上なかなかトイレに行けないことが多い。小さい方なら忍耐できるが、大きい方は忍耐できない。介護職員が失禁してしまったら、誰が世話をしてくれるのだろう?

 仕事前の準備というのは憂鬱だが、手を抜くことができない。服装はダサくていいけれど(もうパジャマでもいいのだ)、体調面を整えることにはかなり気を遣う。とにかくトイレの件ではかなり神経質になってしまう。

 大便をしたいが、仕事中だったり、多くの人が利用する旅先のトイレで音や臭いを気にして、我慢して、よく便秘になってしまう、という話を聞いたことがあるけれど、この僕にそれはない。あるのはたった一つシンプルな生理現象だけだ。催して漏らす。汚い話だが、世の中には我慢できない人間がいるということを知っておいてほしい。我慢できない人間、それが僕だ。

 という訳で、仕事前には必ず、トイレに3~4回は入ることが習慣になっている。毎朝3回ほどの排便がある人間も珍しいかもしれない。1日平均3回。量も少なくない。昨日はこんなに食べただろうか、と思うほどの量が出ることもある。それでも、今日は職場でどうにも我慢できなくなり、トイレに駆け込んだ。どういうことだ。これはストレスなのか?ストレスがウ〇コになって排泄されるのか。便意というものは、抑えられないから困る。ああ、排泄物。

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冬支度

 8時前に起床。のどが痛い。空気が乾燥している。
 休日なので、もう少し寝ていたい気がしたけれど、午後から雨ということなので、それまでに洗濯を済ませておきたかった。それに寒くなってきたので、今日は冬支度をしないといけない。この前、寒いからマフラーでもして行こう、と取り出したのだが、それは古びた匂いを帯びていたため、断念せざるを得なかった。今日はまとめて、洗濯などをし、すぐに着用できる準備をするのだ。


 このように、夏物などは仕舞い込み、冬物を取り出す。奥に見える水玉模様の茶色のベストは、とても暖かい。けれど、あれは女性物なのだ。以前にも『病気にならない7つの冷え対策』で書いたけど、着る毛布や、部屋で過ごす際や寝る際に履くモコモコの靴下などは、男性用に販売されていないため、女性物の一番大きなサイズを購入するしかない。それでもサイズが小さいので、冬は窮屈な思いをして過ごすのだ。まあ、茶色のベストは、肩が空いているから、そこまで窮屈ではないけれど。ただ、見た目がアレなために、着用すると変な人のように見えてしまうのが欠点だ。
 このように冷え対策になる、腹巻やベスト、着る毛布などを取り出した。コタツ布団なんかも干したから、今夜からコタツが使えるようになった。


 大切にしているサーキュレーター。夏の間は、酷使しまくった(四六時中稼働させっぱなしだった)ので、羽やプロテクター?に埃が無限に付着している。これをウェットティッシュで除去する。そのためには、面倒だが、分解する必要がある。これが毎年冬前の恒例行事になりつつある。




 よく見ると、埃がびっしりと堆積している。埃を・・・風と共に浴びぬ・・・


 こうして分解し、埃をとりあえず除去した。

 押入れを整理していると、ヘルパー2級講座で使っていた、テキストを入れるバッグが出てきた。カビがふいていた。作りの割には詐欺的な金額で購入したものだ。テキストを仕舞っておくものがなかったので、とっておいたけれど、カビがふいた瞬間に不要に思えたので、捨ててやった。最初から買わなければよかった、と思った。どうも、こうした講座を受講したりすると、オプションで何かを買わされてしまう。次にそういった機会があったら、僕は一切買わないだろう(視野が狭くなってしまったら、騙されて買ってしまいそうだが)。
 あとは壊れたプリンターを処分したいのだが、これはどうしたものか。電気屋さんに持っていけば、引き取ってくれたんだっけか?ジャンク品だからなあ、誰かにプレゼントもできないよなあ。

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日帰り武雄旅行

 カポーン、温泉の音、カポーン。

 夜勤は大変だった。最近、施設に入居した女性がまったく眠らず、3時まで起きていた。認知症患者に対して、環境を変えてしまうと大変なようだ。僕はずっとその女性に付き切りで、食事も摂れなかった(いつもなら0時頃に食事をするのだが)。そんなこともあって、僕はぐったりして帰宅した。シャワーを浴びて、空腹をスナック菓子で誤魔化し、ベッドに横になり、目を閉じた。
 30分ほど経過した頃、最近元気のない彼女が歯医者から帰って来た。そして、いきなり・・・

「佐賀牛食べに行くばい」と言うのだ。

「そうね、じゃあ、僕がおごっちゃる」

 こうして、僕らは佐賀牛のビフテキを求めて、出発した。

 武雄市。僕の住む町から、車で約50分ほどのところにあり、気軽に日帰りを楽しめる市である。

 まずはランチ。ビフテキを食べなければならない。

 松阪屋という店に入店した。そして、ランチを注文する。もちろん、ビフテキ(佐賀県産和牛ステーキセット)だ。えーと、値段は・・・4600円。僕は思うのだが、こうして(日帰りとはいえ)旅行に来ているのだから、ここで妥協して、安いメニューにしたら、すごく勿体ないことだと思う。せっかくの機会だ、おいしいものを味わわないと、ここまで来た意味がない!ということを「でも高いよ」と言って悩む元気のない彼女に言ってやった。ビフテキを注文!そして、僕は1050円の焼肉定食にした。1050円でも十分高級だ。普段、僕のランチは100円以下のパン一個だから。凄まじいランチだ!トングを持つ手に緊張が走る。



 佐賀牛は凄かった。口の中でとろけてなくなってしまう。口に入れた瞬間に味もせずに、霧のように消えてしまうのだ。いや、それは言い過ぎだが、本当に柔らかく、前歯で噛み切れるほど柔らかく、すぐにとろけていく。ああ、夜勤頑張ってよかった。

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 御船山楽園。写真を撮ってもらったけれど、日差しが眩しすぎて、顔がしわくちゃになり、おじいちゃんのようになってしまった。

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 武雄市図書館。TSUTAYAが運営しており、本の販売もしている。スターバックスコーヒーも入っていて、閲覧席で、本を読みながら、コーヒーが飲める。僕が彼女の後ろに金魚のクソのように何もせずに並んでいると、店員さんが気を遣ってくれて、メニューをわざわざ持ってきてくれた。その店員さんは、笑顔が素敵で、いいなあ、とてもいい、と思うのだった。
 こんな図書館が近くにあったら毎日通いたいなあ。

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 武雄と言えば、温泉街だ。おじいちゃんは温泉にやってきた。
 ここは貸切風呂だ。そして、その貸切風呂の中でも、一番高級な(値段が高い)、殿様風呂というところ。僕は九州に来て、初めて知ったのが、家族風呂の存在。家族や友人、恋人同士で訪れて、個室になった温泉に貸切で入ることができるのだ。
 この殿様風呂というのは、変わった造りをしており、まず階段を上がって、入り口を入ると6畳ほどの控室がある。そして、風呂への廊下を通り、突き当たると階段がある。階段を下りると、脱衣所になっている。服を脱ぎ、階段を下りると、そこが風呂だ。これはなかなか珍しい。

《控室》
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《廊下》
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《脱衣所へ降りる階段》
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《脱衣所へ降りる階段を見下ろすおじいちゃん》
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《お風呂》
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 手前のスペースが脱衣所。脱衣所を下りるとお風呂。熱くて入れなかったけれど、内線で受付に連絡するとお湯を止めてくれる。水で温度を調整して入るんだ。これが殿様湯の構造である。しかし、言葉では伝わり辛いので、この風情ある温泉にはぜひ、自分の足で行ってみてほしい(まあ、僕は彼女の運転する車で行ったのだが)。

 ちなみに泉質はアルカリ性らしい。とろとろしており、気持ちがいい。

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 ああ、極楽じゃ。とはいえ、風呂から上がると気分が悪くなり、変な汗が出始めた。窓が開いており、温度差があったためだろうか。あるいは、やはり夜勤の疲れか。ゆっくり休もう。

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負のオーラ

 夜勤前だというのに酷く疲れている。負のオーラを浴び続けているせいだ。僕は前向きなのに。仕事が嫌でも前向きにやろうと思っているのに。

 疲れた・・・ああ、トランキライザーが弾数がなくなってきているな・・・、また心療内科か・・・

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おじいちゃんの憂鬱

 疲れた・・・

 最近疲労のせいか、すごく老けた気がする。おじいちゃんと呼ばれてしまうこともある。酷いものだ。

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 老いること自体は仕方がない。けれど、僕は認知症にはなりたくない。認知症の世界は理不尽だ。訳の分からないうちに施設にぶち込まれて、死ぬまで、帰りたいと嘆いて死んでいくのだ。認知症にならず、自分の納得した上で施設に入居し、穏やかに暮らし、その生涯を閉じたいなあ。まあ、施設に入れるほど裕福でないから、もしかしたら、流れ流れて、平塚あたりまで頑張って辿り着いて、そのあたりでホームレスでもやるかな。

 でも、ホームレスになったら、ジャック・ニコルソンの映画が観られなくなるな。オペラも聴けなくなるし、美術館に行って、ゴッホの絵を観るなんて、一生できなくなってしまうからなあ。演劇も鑑賞できないし、まだ一度も行ったことのない大相撲も観に行くことができなくなる。それは嫌だなあ。ホームレスになる前にやれることはやらないとなあ。でも、働くことはつらいよなあ。どんどん老けていくし、これは40歳になる頃には髪の毛が一本も残っていないだろうなあ。

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自分へのご褒美

 圧力鍋が、シューと鳴っている。その中では、野菜たちが圧縮されながら、悲鳴を上げ、急速に柔らかくなっているだろう。考えただけでヨダレが出てくる。

 最近全然やる気がない。仕事に行きたくない。集中力がなくて、人の話がぜんぜん理解できない。家から一歩も出たくない。仕事をしなくていいのなら、僕は仕事をしない。酷いものだ。もともと頭の中は完全にニートなのだが、ここにきて、そのニート思考が一層強くなっている。現実では確かに働きに出ているけれど、頭の中では一切働いていない。

 仕事に行きたくないものだから、行く度に自分へのご褒美を考えている。今日なんかは甘い半月どら焼きを買って来て、夕食前なのに、2つも食べてしまった。その日その日のご褒美が買えなければ、ストレスを溜めに溜めて、いつの日にか、一眼レフカメラなんかを買ってしまうかもしれない(使いもしないのに)。実際のところ、ハンディカムを購入したのは、かなりストレスが溜まっていたからだろう。最近は自転車が欲しいから、高額な折り畳み自転車を購入したくなってきている。

 明日も仕事だ。行きたくないなあ。明日仕事に行ったら、何買おうかな。

 その日、その日に自分へのご褒美なんて、ずいぶん甘い人間だと思う。でも、夜勤中に死んだりしたら、ご褒美なんて一生買えないから、その日のうちが大事なのだ。「仕事辛いなあ、でも、いつかいいことあるよ」と信じつづけて死んでしまうのは嫌だ。その日のうちに成果がほしい!僕はワガママだから。
 こうして、僕は自分へのご褒美のために破産し、家をなくし、仕事も失う妄想をしている。仕事しなくていいのなら、それでもいいや、というかなりやる気のない考えにも堕ちてきている。



 今日のご褒美は、半月どら焼きと、夕食に作った焼きそばと煮物だ。おいしそうだ。というか、自分で夕食を作っているのだから、すべてにおいて、甘えている訳ではないんだ。僕はちゃんと働いているんだ。

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プロフィール

たびびと

Author:たびびと
こんにちは、たびびとです。
ようこそ、ぼくのブログへ。

介護職員のバイトをしています。
時間がいっぱいあるので、ブログ始めてみました!

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