有田陶器市2017



 昨年のブログを読み返し、無駄な動きを極力少なくして、体力的に余裕を持って有田陶器市を歩こうと思っていた。今年は上有田駅で下車し、有田駅の方へと続く緩やかな下り道を歩いた。結果から言って、この歩き方が最良な気がした。JR九州の臨時列車、有田陶器市号に乗って、上有田駅に到着したのが8時19分だった。
 この時間に到着すると朝の涼しいうちに歩けるから、体力の消耗は少ない。道も下りなので楽だ。

 上有田駅の仮設トイレで用を足した。男性の小便器は露出している。後ろの視線が気になったり、ならなかったり。妻が「トイレットペーパーは詰まるから流しちゃダメだって」と言う。じゃあ、どこに流すんだよと言いたくなるし、実際に言った。トイレットペーパーは置いてなかったらしい。自前のポケットティッシュを使ったようだ。「それ、どうしたの?」と聞く。「流した」と妻が言った。トイレットペーパーが置いてないから流さずに済むかもしれないけど、置いてないからと言って、拭かずに済ますというのも汚い。もし大便をしてからトイレットペーパーがないことに気づいたら詰んでしまう。旅先のトイレ事情に関しては何よりも調査が必要だ。

 9時半には道路も歩行者天国となり、人も増えて来た。深川製磁や香蘭社などを覗きながら歩いた。気温は上がって来たが、風があって、涼しかった。



 途中、あまり写真を撮ってないなと思って、慌てて撮ったもの。今回、あまり陶器市の風景を撮っていない。初めて行った時には、とにかく何もかも珍しい気がして、テンションが上がり、調子に乗って写真を撮りまくった。撮影禁止のところに気づかず撮っていたら、店主に「撮るなら買ってからにしてくれ」と怒られた。カメラマンはモラルを守らないといけない。そんなことも含め、色々あって、カメラは手離した(一体なんの話だよ)。スマホがあれば十分だ。

 


 深川製磁


 香蘭社の前の通り。

 有田駅まで歩くと、シャトルバスに乗り、陶磁の里プラザに行った。そこで少しだけ買い物をして、夕方になる前には家に帰った。帰って来て気づいた、自分たちの買い物があまりできなかったなと。一体何をしに行ったんだろう。


 取り敢えず、今日買ったもの。


 香蘭社のお皿。

 お値段的にはそれほど高くないものばかり。普段使いするものだから、あまりにも高額なものは買えない。一級品は素晴らしいが、普段使いすると手が震えて、ソッコウ落としてしまいそう。

 また来年、行けたらいいな。

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船越漁港の牡蠣小屋



 1シーズンに二度ほど行くようになった牡蠣小屋。この冬もまた訪れた。今回は船越漁港のマルハチというお店に入った。カキを一盛りとサザエを一盛り、それとカキフライ、地タコの旨煮、ネギトロ丼、味噌汁を注文した。



 寒い一日だった。暖かなカキフライは体を温めてくれた。



 牡蠣飯はサービスらしい。席に着いたら、すでに置かれていた。牡蠣飯も焼き牡蠣もカキフライも実にうまかった。ネギトロ丼もよかった。中でも、地タコの旨煮は僕の気に入った。

 サザエはこれから先、二度と食べないと思う。泡を吹き出し、いい感じに焼けてそうなサザエ。身を取り出してみるとグロテスクに艶めいていた。火が通っているのか疑問に思うほど、黒く生々しく、つるつるとしており、プルンと揺れる。妻がニヤニヤしながら見ている。僕は絶叫するシルベスター・スタローン並に口を歪めて開き、頬張った。それは随分と磯の香りが強かった。波打ち際の砂浜をそのまま掬って口に入れている感覚だった。「なん、これ。全然おいしくない。生かもしれん」と言って、ぐちゃぐちゃと噛み砕き飲み込んだ。飲み込んでしまった。妻も食べたら生っぽかったと言って笑った。それ以降、妻はよく焼いて食べていた。見ると、先程のグロテスクな黒くプルプルとした外観のない、よく焼けたサザエの身だった。僕は半生のサザエがすでにトラウマのようになっており、もう食べる気になれなかった。今後一生食べない気がする。

 他人のテーブルを覗くと、ホタテがうまそうだった。次に行った時にはホタテを食べよう、と心の中で思った。そして、店を出ると、何度も何度も心の中で練習した「次はホタテを食べよう」というセリフを妻に言った。おいしそうやったね、と妻も言った。入り口の行列は僕たちが入った時よりも長くなっていた。みんな牡蠣小屋が好きなのかもしれない。

 もう2016年、平成28年が終わる。今年はじめには介護福祉士の国家試験があり、なんとか合格することができた。仕事の上で、あまり成長することはできなかった。ただ、少し寛容になった程度だ。イライラしてばかりいたが、最近は諦めて、イライラしても仕方がないと思うようになった。仕事を変えようと思ってハローワークに何回か通ったが、成果は上げられなかった。株式市場は今日が取引最終日、大納会だった。株を始めてずっとマイナスだったが、ここに来て、やっとほんの少しプラスになった。来年は本当に欲しいと思った銘柄を買うようにしたい(じゃあ今まで何を買ってたんだよ)。
 大晦日は仕事だ。職場で年越しをすることになった。本当は家でゆっくりとしていたい。2017年0時00分になった瞬間にすでに働いているから、ささやかなご褒美が欲しい。いや、札束をくれ!札束が欲しい!そういう邪な気持ちしかない。何かくれよ、ふざけんじゃねえよ。僕は日本の忍耐強い寡黙な侍とはかけ離れた、クズのような人間になってしまった。文句ばかり言っていたせいか、12月になって天罰が下り、二度も風邪を引いてしまった。来年はこころを入れ替えて、忍耐強くやって行きたい。
 今年は色々と準備する年だった。不要なものを排除するためにお金も時間も使ってしまった。来年は巻き返す。人生を取り戻すための第一歩の年にするつもりで臨む。

 皆様、本年もお世話になりました。

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出せ出せ出せ出せ

 友人は苦しそうな寝息を立てて寝ていた。まずい、先に眠られた、と思った。先に体力を回復されてしまう。そう思うと焦ってしまい、益々寝付けなくなった。まるでそうすれば数秒でも早く寝付けるかのように寝返りを打ってみた。呼吸を整えた。いつの間にか寝ていた。いつの間にか朝になっていた。友人は寝ていた。睡眠時間の長い友人の方が、より多くの体力を回復してしまう。友人が先に寝たと思っていたが、あとで聞いてみると先にイビキをかき始めたのは僕の方だった。おそらく、先に眠った僕は普段から眠りが浅いために中途覚醒し、友人のイビキともとれる苦しそうな寝息を聴いたのだった。

 友人に逢ったのは2年ぶりだった。僕が山の上ホテルでコーヒーを飲んでいると友人はやって来た。友人はコーヒーパーラーヒルトップに入った瞬間に僕に気づいた。友人はニヤニヤしていた。もともと客の人数は多くなかった。客の年齢層は高く、30代の僕はすぐに目についたことと思う。だが、友人に言わせると、一人だけ挙動不審な客がいて、そこに目を向けると僕だったという事らしい。僕が「コーヒーパーラーで待つ」などと伝えると「似合わない」と端から馬鹿にした物言いなのだ。確かに自分でも似合わないと思った。自分は山の上ホテルのような場所に似つかわしくない、馬鹿みたいな人間だと思った。注文した水出しコーヒーは苦味が強かった。それが美味しいのかどうかすらわからない。ものの価値のわからない僕が、その場に似合うはずがなかった。

 銭湯に入ってしまうと、人は皆全裸だった。皆全裸だから、恥ずかしさというものは薄れる。東京の人混みの中で一人だけ全裸であったら、もちろん恥ずかしいし、寒いし、望んでいないのに逮捕されてしまうだろう。だが、銭湯では皆全裸だった。開け放たれた窓を見上げると空があった。東京の薄曇りの空があった。東京都千代田区神田神保町。僕はここまで来て、一体何をしているのだろう。観光もせず、ただ銭湯に浸かり、全裸になっていた。

 昨日の16時頃には友人が車でバス停まで送ってくれたのだった。たまプラーザ駅から羽田空港行きのバスに乗った。羽田空港で喉に違和感があった。また風邪を引いたと思った。東京に来る数日前にも風邪を引いており、治ったばかりだった。空港の蕎麦屋でかき揚げそばを食った。油が酸化していたのだろうか。かき揚げがいつまでも胃に残っている気がした。吐き気がした。機内で途中から耐えられないくらい耳が痛くなった。頭が破裂しそうなほど激痛が走り、涙が出た。
 昨夜23時に帰宅した。体調が悪かった。血痰が出た。着陸後も耳が痛くて、聴こえ辛かった。今日は朝5時に起きて、仕事に行ってきた。四六時中頭痛がした。耳が痛かった。昨日からあまり改善されていない。仕事をしたが、仕事をしていないようなものだった。意識はここではない、どこか別の場所にあるような気がした。
 
 友人の家で、『警察24時』を観ていた。警察官と職質を受けた人間のやり取りを友人と真剣に観ていた。東京に来てまで何をしているのだろう、と思われるかもしれない。でも、僕は東京に行ったのでなく、友人に会いに行ったのだった。地方にはないものを見たいとも思った。でも、何もかもが僕にとっては特別珍しいものではなかった。もともと住んでいたところでもあった。地方にはないものは友人そのものだったと思う。

 それにしても体調が悪い。早く体調を回復させなければならない。今は頭が裂けてしまいそうだ。やはり自分はここではない、どこか別の場所にいるような気がする。とにかく休養が必要だ。

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佐賀インターナショナルバルーンフェスタ2016



 佐賀のバルーンフェスタに行くのはこれで4度目だった。今日は最終日だった。15時から始まる競技は、会場外から飛び立った気球が、会場内の目的に向かって飛んでくる。鍵を模したものを掴むことから、キー・グラブ・レースと言うらしかった。
 日差しがあり、寒いと思って厚着していた僕は汗が滲んでくるのを感じた。風が吹いていた。電車に乗り、会場に向かった。昼過ぎの出発だった。バルーンフェスタ開催中のみ設置されるバルーンさが駅に降り立ったのは14時頃のことだった。嘉瀬川の河川敷の土手を人が埋め尽くしていた。みんな気球が飛ぶ姿を見たかった。楽しみにしていた。それぞれの人、それぞれの家族が、空に浮かぶ気球に夢を抱いて、集まっていた。みんな幸せだった。その瞬間がとても幸せだった。仮設のトイレは汚くても、幸福であれば構わなかった。
 河川敷を妻と二人で歩いていた。アナウンスがあった。強風のため競技は中止となったことを伝えていた。到着して15分も経たないくらいだった。これで4度目だ。気球が空を飛んでいる姿を今回も見られなかった。一体4度も何をしに行っているのだろう。しかも今回は気球が会場外から飛んでくるというものなので、会場内に気球は一つもなかった。バルーンフェスタ、気球の祭りなのに、一つも気球を見ることができなかった。到着して最速でやることがなくなった。寂しい祭りだった。やることのなくなった会場内では気球のバーナー体験教室のようなものが開かれていた。バーナーから火が吹き出していた。風船状のあの袋はなかった。炎のみが空に向かって吹き上げていた。
 炎に熱せられた空気が風船状の袋を膨らませ、浮力を持ち浮かび上がる。気球は想像上のものでしかない。
 出店で食べ物を買い、土手にレジャーシートを敷いて食べた。うまかった。風が心地よかった。「帰ろうか」と言い、帰って来た。帰宅した僕は「物足りない」と言って、駄々をこねた。外では大人しくしていたが、家に帰った瞬間、床に転がって。

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梨狩り



 秋になると食欲が増す。食欲だけでなく、色々なことをしてみたくなる。例えば、夏の盛りにはサボりがちになっていた筋力トレーニングやストレッチといった運動。読書や映画、音楽鑑賞。新しい洋服が欲しくなったりもする。高性能なPCが衝動的に欲しくなったりもしてしまう。もしPCなんかを買ってしまったら、この秋の洋服は諦めて、全裸で過ごさねばならないだろう。



 今日はナシ狩りに行ってきた。採ってきた梨を冷やして、夜食べてみると、頬っぺたが落ちてしまった。

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たびびと

Author:たびびと
こんにちは、たびびとです。
ようこそ、ぼくのブログへ。

介護職員のバイトをしています。
時間がいっぱいあるので、ブログ始めてみました!

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