天国への扉



zepp FUKUOKAにやって来た。今日はボブ・ディランのライブだった。会場周辺をウロウロしていたら、次々にダフ屋に声をかけられた。

「余ってるチケットない?買い取るよ」

どこに余りのチケットなどあろうか?僕はチケットをすられないようにポケットの中で強く握り締めていた。



初めてのハードロックカフェ。すでにボブ・ディランの曲が流れている。ライブ終了後は、ここでご飯を食べると決めているんだ。



いよいよ開場。次から次へと客が雪崩れ込む。興奮を露わにするお客さんたち。そして、ボブ・ディランの曲をよく知らない僕も続く。英語もわからないし、曲もよく知らない。

「何で来てるんだよ」

と言われてもおかしくないけれど、今日逢っておかないと、次逢える日が来るかどうかもわからない。僕はおそらく、ライブ中、失われたGジャンのことを思い出すだろう。

17時開場。開演までの1時間、僕は首をキリンのように長くして待っていた。

18時開演!ボブが出てきた!会場は大盛り上がりだった。ボブ・ディランのピアノ、ハーモニカ、バンドの演奏、本当にカッコ良かった。チャーリーセクストン、背が高くて、すらっとしてスタイルがよくてかっこ良かった。

音楽はとても素晴らしかった。ロック好きな奥さんもボブ・ディランはカッコ良かったと満足していた。僕は何も知らないけれど、感動した(何も知らない癖に、行くと言い出したのは僕である)。Gジャンのことは思い出さなかった。ボブディランが今を生きているように、僕も今を感じ、「生きててよかった」と涙ぐんだ。

ただ、会場内でちょっとした揉め事のようなものに遭遇し、ちょっと胸の悪くなる思いがしたのが残念だった。ここには書かないけれど。

とにかく音楽には満足した。手拍子をしたのは初めてだったと思う。割と前の方で観られたので、ボブディランの顔もかなりハッキリと観ることができた。歴史上の人物にあれだけ近づけることは二度とないだろう。



ライブ終了。来てよかった。



ハードロックカフェで夕食。これは美味しい。凄まじい贅沢をしてしまった。モニターには若き日のボブディラン。カッコいい。



ボブディランTシャツとゼップでもらったエナジードリンクでご機嫌だ。しかし、酷く腰が痛い。興奮したお客さんたちが後ろから凄まじい圧力をかけてきたので、踏ん張っていたせいだろう。本当に痛い。はよ寝よう。

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夜空に一人呟く

 佐賀県鳥栖市の今の天気は晴れ。月と星が見える。たまには空を見上げてみてもいいのではないか?肩の力を抜いて、深呼吸して、心を緩めて。

 ゆで卵を作っている。作っているというより、沸騰した鍋に卵を5個入れて、放置してるだけ。火を止めてから、そろそろ5分ほどが経過する。今夜は簡単なものを食べて、ゆっくり休もうと思う。

 午前11時に勤務が終わった。帰宅して、すぐにシャワーを浴びた。胸の辺りが痛んだ。パジャマのような格好で、外に出て、コンビに弁当を買ってきた。何もかもが高いような気がする。昼食に1000円も使ってしまっている。浪費だ。炊飯器にはご飯が残っていたのに。

 Gyaoで無料配信される動画を見た。グラップラー刃牙、スラムダンク、好きなアニメを観て、リラックスする。ベルセルクの無料配信は今はされていないみたい。スラムダンクを見ていたら、いつの間にか寝ていた。起きてみると2時間ほどが経過していた。再びスラムダンクを再生した。なんか泣けてきた。
 神聖かまってちゃんの『フロントメモリー』という曲のMVが配信されているのを発見する。すぐに視聴。元モーニング娘の新垣理沙さんが出演していた。新垣理沙にすっげえ似ている人が出ているな、と思ったら、本人だった。ゲストボーカルとして川本真琴さんが歌っている。心の中でいいねボタンを押した。繰り返し聴いているうちに、ゆで卵放置から、何分経過したのかも忘れていた。

 寂しい気持ちで、夜空を見上げ、その物悲しい紫に、「ここはどこか」と尋ねても、返ってくるは静寂だった。星は相変わらずハッキリと自己主張をし続けていた。はよ寝よう。

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amazarashiライブ~あんたへ~


amazarashiのライブは一昨年以来、二度目だ。メッセージ性のある詩が好きだ。「つじつま合わせに生まれた僕等」「空っぽの空に潰される」など好きな曲は多い。最後にギター1本で唄った「僕が死のうと思ったのは」もよかった。

17時の開場に合わせ、天神イムズ9階に上った。そこには多くの若者たちが集っていた。その中に、シブヤがいた。いや、シブヤ本人ではなかったかもしれないが、風貌があまりにもシブヤだった。数多くの人の中で、いち早く僕の目に止まったのも、あまりにシブヤだったからだ。もちろん、彼は一人で来ていた。一人でなかったらシブヤだと気づかなかったかもしれない。あくまで予想だが、彼は数人の知り合いに「一緒にライブに行かないか」と声をかけ、すべての人に断られたのだろう。

17時が過ぎて、長い行列が次第次第にイムズホールへとゆっくりと飲み込まれてゆく。シブヤは僕の数人前に並んで、行列のペースに歩調を合わせつつ、周りの様子を窺っていた。彼は360度確認するように周囲を眺め渡している。この邂逅に、僕の視線はシブヤに釘付けだったため、彼が真後ろを振り向いた際、ちょうど目が合う形となった。僕は気まずい調子で目を逸らした。きっと、彼は僕のことを覚えているだろう。

大学時代、『メディア処理基礎』の講義が行われる教室に僕は一人で座っていた。そこに声を掛けてきたのがシブヤだった。

「すみません。ここはメディア処理基礎の教室ですか?」

シブヤは声変わりすることなく成人を迎えた子供のような高い声で僕に尋ねて来た。

「知らね」

僕はふざけた調子でそう答えた。初対面の相手にはいつも真面目で堅苦しい、付き合いづらそうな態度の僕だったが、珍しく社交的な振る舞いをしたつもりだった。「じゃあ、なんでここにいるんだよ」とか突っ込んでもらえれば、友達になれるきっかけを生む対応だと思っていた。ところがシブヤは真面目過ぎた。「ここはメディア処理基礎の教室じゃないのかなあ」と言いながら、教室を出て行ってしまったのだ。おそらく教学課の事務の美人なお姉さんに確認しに行ったのだろう。

僕のこの対応は不味かったと今では思うのだが、これは友人の真似でもあった。友人は別の講義で既にシブヤに声を掛けられていたのだ。真面目で、社交的なシブヤは友人になるキッカケを無限に生み出す努力を惜しまない人物だったのだ。
居眠りしていて、ろくに講義を聞いていなかった友人はふいにシブヤに声を掛けられた。

「すみません、今再履修の人はなんと言ってましたか?」

先生が講義の再履修者に対して何かを伝えたらしかったが、シブヤはそれを聞き逃していた。

「知らね」

居眠りをしていた友人は何も聞いていなかったため、正直にそう答えたという。その答え方が随分砕けていて、僕の気に入った。僕は社交的人物になったつもりで、メディア処理基礎の教室がここだとわかっていたにも関わらず、「知らね」と答えてみた。結果的に彼とは友達になれないことを知ったのだが、それにしても、あの時の対応に関して、詫びたい気もする。

そんなこともあり、気まずく、卑劣にも目を逸らしたのだったが、シブヤは僕に気付いていなかったのか、あるいは気付かぬフリをしていたに違いない。そうでなければ、シブヤはシブヤ本人ではないシブヤの可能性がある。いずれにしても、シブヤ本人だったら、あの時の僕のクソ野郎な態度を忘れないだろう。だが、予想としてはシブヤは寛容な人だから、僕の悪態など気にもしてないかもしれない。

ホールに入るといい位置を確保するためにウロウロした。とりあえず、この辺りにいようと決めて、右側のスピーカー付近からホールの中心に寄った辺りに陣取った。前方に180cmを優に超える大男が3人ほど立っていて、前が見えなかった。後ろにいた女の子たちがどうやっても見えないため、どこかへ移っていった。大男の後ろはガランと大きくスペースができた。我々もあとで位置を変えよう、と彼女が言った。

右隣にしゃがんでリュックサックを開け、ガサガサやっている人がいた。彼もきっと大男の壁によりステージが見えないから位置を変えるだろう。彼が立ち上がった時、僕の肘が彼の肩に当たってしまった。いや、彼が立ち上がると、彼の肩が僕にぶつかってきた。どちらとも言えるが、不注意で接触してしまったと考え、「すみません」と一言言った。相手も「すみません」と高い声で言った。彼はシブヤだった。シブヤ本人ではないが、顔、体型、声、立ち居振る舞い、すべてがシブヤと酷似する、シブヤもどきの青年だった。

しばらくして、シブヤは面識のない僕にamazarashiのグッズを見せてきて「これとこれはどう違うのでしょう」というようなニュアンスの言葉を言ってきた。はっきり言って、何を言っているのかわからない。だが、この社交性はまさにシブヤだった。彼はamazarashiのグッズを持っているほどだから、ライブに来ていた僕と話が合うと思って、マニアックな質問をしてみたのだろう。しかし、僕は曲は聴いても、グッズは揃えていない。話しかけられた意味も、その質問の意味も知らなかった。

「知りません」と僕は答えた。

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こんにちは、たびびとです。
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介護職員のバイトをしています。
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