熱風

 高温注意報が発表された。異常な暑さでやる気が起きない。屋外で過ごせば死人も出るだろう。猫もご飯の時間以外はほとんど床で腹を上に向けて寝ている。こんなに暑いのに妻はサッカー観戦に出掛けて行った。僕は家から一歩も出たくない。
 昼頃には車で買い物に出なければならなかった。車内で冷房が効いているはずなのに熱気がつきまとった。その熱気で頭周り60cmの頭蓋が温められて、余計に膨張し、脳味噌が今にも爆ぜるような気がした。
 昼ごはんに氷いっぱいで冷やした不味いそうめんを食べた。15時過ぎには一人で録画した『もののけ姫』を時折めまいに襲われながらも、感動とともに鑑賞した。若い僧侶が寺を燃やすというような本を読んでいるが、この調子だとあちこちの寺どころか家屋がまとめて自然発火しそうではないか。0時を過ぎるまで、30℃を下回ることはないらしい。

 体温を上回る熱気。人間がウイルスを撃退するために体温を上げるときと同じやり方を地球がしているかのようだ。人間の体内に自分が迷い込み、挙句に撃退されているかのように僕は気分が悪くなってきた!地球の熱気に攻められて、僕は死にそうだ!これではポケモンGOどころではない。

 と言いつつ、昨日は福岡タワー周辺で2時間ほどポケモンを捕まえていた。まさか自分がゲームだけのために出掛けるとは思わなかった。だが、今日はもうどこへも行くまい。



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日はまた昇る



 午前2時に起き、臨時列車に乗って、博多祇園山笠の最終日「追い山」を見に行った。まだ日も昇らず、暗いうちから始まった。櫛田入りを終えた男たちが、博多の街を疾走していく。観客たちは熱狂する。

 昨日は21時頃には就寝した。一眠りしたような気がして、時刻を確認すると22時だった。時間の流れが遅い気がした。時間というのはもしかすると一定の速さで流れている訳ではないのかもしれない。身体が睡眠状態に入った場合は例えば0時までは時間が遅く流れ、0時以降は一瞬で時間が流れる。覚醒時は容赦なく時間が早く流れる(何でだよ)。だから時間をお得に感じるためには早寝して、午前2時か3時頃起床するのがいいのかもしれない(どういうことだよ)。

 早朝4時59分に始まり、6時頃には祭りが終わっていた。早朝の博多の空気はこの時期にしてはヒンヤリとしており、とても過ごしやすかった。

 6時半には吉野家で牛丼の特盛を食べて、7時には電車の中にいた。8時にはもう家にいて、録画していた追い山の櫛田入りの映像を見ていた。一番見たかった櫛田入りだが、その場では見ることはできなかった。櫛田神社の観覧席をとらないと行けないし、見に行っても人が多過ぎて全く見えないのだ。来年は間近で見たい気がした。



 お櫛田さんで、祇園饅頭を買って帰って来た。夜にはもうなくなった。



 とても疲れた。早起きしたから1日が長い。でも、まだまだやることがある。

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夜半「川の様子を見に行く」

 夜半の雷雨に目を開けた。青白い光の明滅が遮光カーテンの隙間から漏れて来ていた。瞬間、まぶしいくらいの雷光。次いで耳をつんざき、心臓を揺さぶるような雷鳴。この世の中の眠りの浅い神経質な人間たちがおそらく一斉に目を覚ますような凄絶なる音響。外出して1秒足らずで、全身がずぶ濡れになるくらいの猛烈な雨の音。扉の向こう側では猫が怯えたような声を上げた。二度寝叶わず、猫の甘えに付き合った午前3時過ぎ。昨夜は激しい頭痛があり、ロキソニンとちょっと眠くなる薬を服用して、やっと1時頃に寝たというのに・・・・。

 この時、近くの川が溢れ返って、日頃よく行くカレー屋さんのある通りを冠水させ、その通りの店舗や家屋、駐車場の車を軒並み浸水させていることなど想像しえなかった。死人が出たことなど尚更のことだ。ただ、出勤までには雨が弱まればいいのだが・・・とだけ思っていた。

 雷雨の音の隙間々々にサイレンの音を聴いた。それから何か拡声器のようなものから出てくる音声も。だが、何を言っているのか全く聞き取ることができなかった。窓際に行っても到底聞き取れなかった。窓を開けるなどもっての外だった。一瞬で室内を水浸しにしそうだったから。しかし、体験したことのないような雷雨と相まって、そのサイレンと音声には何か尋常ではないものを感じた。とはいえ、僕に何ができたろう。

 次第次第に夜が明けた。相変わらず雷雨が続いていた。窓の外は白んできてはいたが、いつもよりずっとずっと薄暗かった。一旦は3時過ぎに起きたものの、途中で床に転がって、ほんの少し眠っていたらしかった。さきほどまで腹の上で甘えていた猫はTVの裏側で怯えていた。スマホのアラームは午前5時を示した。

 スマホの緊急速報が、僕の住んでいる地域に避難勧告が発令されたことを告げた。避難?避難しなければならないほどの災害が起こっているのか?僕にはよくわからなかった。避難した方がいいのか?出勤の準備をしていてよいものなのか?はっきり言って、こういうことは初めてだから、どうしたらよいのか全くわからなかった。避難場所も知らなかった。僕は寝ていた妻に「避難勧告が発令されたって。気を付けてね。僕は仕事に行ってくるよ」と言って、家を出た。通勤途中、道路が泥だらけになっているのを見た。泥など一体どこから持ってきたのだろう?よくわからなかった。



 通りかかった橋の上から川を撮影した。水かさを増した濁流が橋桁付近にまで迫っていた。その時は駅までの道を急いでいて全く気付かなかった、欄干に枯草やなんかが引っかかっていたことに。夜半の雷雨で、水位はとうに欄干を上回り、水があふれていたのだった。おそらく、午前3時頃のサイレンは、それに対する警告だったのだろう。人々が寝静まっている時刻を狙った災害に如何にして対処ができよう。無防備な状態に襲いかかる災害に人間は無力でしかない。

 最寄駅で電車を待っていたが、一向に来る気配がない。電光掲示板は40分以上遅れが出ていると教えてくれた。構内アナウンスは、いつも乗車する電車が運休になったと言っていた。どうしようもなかった。上司に連絡し、次いで夜勤さんに連絡した。心の中で「よーし、こうなったらもっと遅れろ!どうせ遅刻するのなら、徹底的に遅れてしまえ!」と不謹慎なことを思っていた。そんなことを思ったためか、最速で職場の最寄駅に到着する特急電車がやって来た。アナウンスは、今回に限り特急券なしでの乗車ができると言っていた。これを逃したら、次の電車がいつやってくるのかわからなかったので、仕方なく乗車した。

 妹からLINEで連絡があった。僕の住んでいる地域の災害情報をニュースで見たという。早朝に姪っ子が大泣きして、家族全員起きて、ニュースを見ていたらしい。行政の避難所マップを確認すればいいとアドバイスをもらった。その時すでに避難するほどのことでもないと思っていたから、仕事に向かっていたが、実際危険が迫っていたら、危険から身を守る行動を起こせただろうか?僕はおそらく無抵抗に死んでしまうだろう。

 結局、職場には8分遅刻した。電車の遅延証明を提出したから、遅刻による給与の控除はないのだが、それにしても8分とはほぼ間に合っているようなものだった。かなり中途半端な遅刻だった。いつもの電車が運休し、特急電車が40分以上も遅れているというのに、8分だけの遅刻。おそらく、駅から職場までトイレに寄らずに軽く走っていたら、遅刻などしなかったくらいの時間だった。ほぼ間に合っていたので、あまり焦ることもなく、普通に業務を始めた。

 商店街の人々は大変そうだった。仕事帰りに通りを歩いたら、全店舗浸水しているらしく、荷物を運び出して、泥を掃き出す作業に追われていた。テレビカメラもやってきていた。相当酷かったのだろう。あの深さのある川が溢れることなどほとんどないと思っていたのに。もし午前3時に「川の様子を見に行く」という危険な好奇心に駆られていたとしたら・・・・しかし、午前3時の僕は運良く眠かった。

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遅れてきた男たち

 その男たちは遅れてやってきた。そもそもの始まりから遅れが生じていた。僕の申し込みに対して、5月1日に返答をもらうはずだったのだが、その日は丸1日待ち惚けた上に、翌日も連絡がなかったため、仕方なくこちらから連絡をする運びとなっていたのだ。僕が連絡すると、電話口で受け付けをした男は「遅れて申し訳ございません」とたじたじな様子で言ってきた。申し訳ないとわかった上で、僕の申し出を承認し、こちらに「伺うまでにまた少し時間がかかってしまいます」と言うのだ。その男たちが赴いてくるのが15日の15時~17時の間だという。つまり今日の事であった。しかし、昨日男から電話があり、「17時以降になる」と言われた。

 男たちがチャイムを鳴らしたのは17時半のことであった。僕はちょうど夕食を作っている最中だった。冷凍ギョーザを焼き、味噌汁、冷奴、ホウレンソウのお浸し、トマト、と簡単なものを作って、仕事から帰って来た妻と早い夕餉の時間とするところだった。そこに男たちがやって来たものだから、僕はゆっくりとする暇なく、男たちの対応と料理とに追われたのだった。男たちのうちの一人(それはいかにもベテランといった風貌で、がっちりとした体格をした老齢な男であった)が、「この壁には穴を開けてはいけないと言われている。よって、ベランダの雨どいからアイツを這わせて、エアコンの穴より、室内に招き入れるしかないのだ」と言った。
 僕は「その方法しかないのなら、そうしてくれ」と返した。「ではそうする。まず外での作業に取り掛かることにしよう」と言い、男は一度退室して行った。再び男が現れるまでに数十分かかった。その間、僕たちは夕食を済ませた。
 次に入って来た男は若かった。室内での作業はその男が担当するらしい。彼は部屋に上がり込むと、すぐにベランダに出て、何かを待っていた。ほどなくしてベランダの下から、先ほどの老齢な男のものと思われる浅黒い手が現れた。そのゴツゴツとした労働者の手から、若い男は黒く長い物体を受け取ると、それを雨どいに這わせ、結束バンドで括り付けていく。命すら奪いかねないほどの力で締め上げると、黒い物体はもうエアコンの穴に逃げ込む他は選択肢がないのだった。若い男は見事にエアコンの穴から、その黒い物体を招き入れた。
 それをモデムに接続すると、男は一仕事終え、ほっとしたと言った風に「これで回線の工事が終わりました。後は設定をして頂くと、インターネットが使用できるようになります。不明な点はこちらの電話番号に問い合わせをしてください。よくわかった係員がご案内いたしますので」と言って、帰って行った。

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夜景

ベランダがあることが嬉しくて、夜カメラを持ち出して、街の夜景を撮影していたら、隣のアパートの人が、いきなり、カーテンをぴしゃりと閉めたのだった。僕は決して間違ったことはしていないけれど、誤解を与えるような行動は控えた方がよさそうだ。

しかし、疲れてしまった。5時起きはさすがに眠い。はよ寝よう。

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こんにちは、たびびとです。
ようこそ、ぼくのブログへ。

介護職員のバイトをしています。
時間がいっぱいあるので、ブログ始めてみました!

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